ふくしま海洋科学館学習指導の手引き -043/097page
このコーナーでは、川の源流域から海岸まで、福島県のさまざまな水辺で暮らす生き物たちと、それぞれがすむ環境をできるだけ自然に近い状態で展示しています。私たちの生活に身近な、さまざまな水辺をのぞくことができます。
(5)水田、小川、湧水
池や川の他にも、私たちの生活 のまわりには、さまざまな水辺が あります。水田や小川などのよう に人間の生活と深く結びついた 環境の中でも、メダ力やドジョウ などの生き物たちが暮らしています。
(6)海岸
広い海の中では、どこにも同じ ように生き物たちがいるわけでは ありません。
ここでは、さまざまな海岸の中 で、特に多くの生物にとって重要 な、アマモかはえている砂地の海岸と さまざまな海藻が茂る波の荒い 磯場の海岸が展示してあります。 それぞれの環境による生き物たち の違いを観察してみましょう。
(7)海藻と海草
一般に海の中の植物は「かいそう」 と呼ばれます。しかし、実はその 中には二つの意味か含まれます。 1つは、アマモ、コアマモ、スガモ などの海草で、この仲間は、陸上 の多くの植物と同じで、花を咲か せ種子をつくります。これに対し て、ワカメやアラメなどは海藻で、 これらの仲間は、体のつくりなど も陸上の植物とは異なっています。