ふくしま海洋科学館学習指導の手引き -067/097page
―アメリカザリガニ科―
アメリカザリガニ
学名 Procambarus clarkii
英名 Crayfish
■展示場所:ふくしまの川と沿岸
■対 象:中学校
■教 科:国語
■学 年:1年
■出版社:光村
■大きさ:体長10cm
■分 布:北海道を除く日本全国
―特 徴―
体の色は赤褐色で、頭部には多数のトゲがあります。
昭和5年、神奈川県境川支流に北米のミシシッピー川から食用ガエルのエサとして輪人されましたが、このうち、数10匹が逃げ出して、北海道を除く国内全域に広がったといわれています。河川、池、水田など、流れの少ない泥底のところに広く分布しています。水田の畦に穴を開け、田の水を抜いたり、植えたばかりの稲をハサミで切ることがあるので、農家の人には嫌われています。巨大なハサミで、魚や水生昆虫、植物など何でもとらえて食べます。メスは卵を抱いて孵化するまで保護します。
寄生虫の中間宿主となる場分が多く、生食は危険です。
―イモリ科―
イモリ
学名 Cynops pyrrhogaster
英名 Apanese fire-bellied newt
■展示場所:ふくしまの川と沿岸
■対 象:中学校
■教 科:理科
■学 年:2分野
■出版社:東京書籍
■大きさ:オス11cm メス13cm
■分 布:本州、四国、九州、佐渡、淡路島など
―特 徴―
日本固有種で、背が黒く、腹は赤いのでアカハラとも呼ばれています。背中の中央に尾に向かってもり上がった線があります。地域によって体の人きさや尾の長さや形などにかなり相違があります。
水田や池、小川など流れの緩やかなところにすみます。産卵は春から初夏に行われます。1回の産卵数は数個から40個ほどで、水草の葉に産み付けます。求愛行動は春のほか、秋にも行われます。
主にミミズ、昆虫、オタマジャクシなどの小動物を食べます。夜行性で、飼育下では25年以上すぃ損した記録があります。