ふくしま海洋科学館学習指導の手引き -071/097page
―サンマ科―
サンマ
学名 Cololabis saira
英名 Pacific saury
■展示場所:ふくしまの海
■対 象:小学校
■教 科:社会
■学 年:5年上
■出版社:東京書籍
■大きさ:40cm
■分 布:日本海、オホーツク海、北太平洋
―特 徴―
体は細長く、体色は背が青みをおびた黒で、腹は銀色をしています。
表層を泳ぐ回遊魚で、太平洋側では黒潮(暖流)で産卵し、親潮(寒流)で成長します。産卵は秋から春にかけて行われ、いくつかの系群に分かれて流れ藻などに産卵します。動物プランクトンを食べます。
代表的な食用魚の1つで、旬は脂がのった9月頃です。主に棒受け網で漁獲されます。
刺身、焼き魚、干物などにされます。
―タラ科―
スケトウダラ
学名 Theragra chalcogramma
英名 Alaska pollack
■展示場所:親潮大水槽
■対 象:小学校
■教 科:社会
■学 年:5年上
■出版社:東京書籍
■大きさ:80cm
■分 布:北茨城県沖以北からカリフォルニア州南部の北太平洋、日本海、ベーリング海、オホーツク海
―特 徴―
眠が大きく、下顎が上顎より出ていることで、マダラやコマイと区別ができます。
産卵期は12月から4月で、オス、メス1対で産卵をします。稚魚のうちは沿岸部で生活をし、成良とともに沖合の中低層へと移動します。
肉は、蒲鉾などの練製品の原料や乾物となり、卵巣は塩蔵タラコなどとして利用されます。