ふくしま海洋科学館学習指導の手引き -072/097page
―タラバガニ科―
タラバガニ
学名 Paralithodes camtschaticus
英名 Alaska king crab
■展示場所:オホーツク海
■対 象:小学校
■教 科:社会
■学 年:5年上
■出版社:東京書籍
■大きさ:甲長22cm、甲幅25cm
■分 布:アラスカ沿岸、ベーリング海、オホーツク海、日本海
―特 徴―
カニではなく、ヤドカリの仲間です。生きているときの甲は紫色、鋏脚や歩脚の前節及び指節の先端は朱黄色をしています。鋏脚は右側が大きなつくりをしています。
水深200m以浅で、水温0〜12度の寒海の海底にすみ、椎ガニほど水温の高い場所にすみます。春の産卵期には浅いところに移動し、夏は深いところにすみます。
カニの王様と呼ばれるほどおいしく、よく食べられています。
―ドジョウ科―
ドジョウ
学名 Misgurunus anguillicaudatus
英名 Asian pond loach
■展示場所:ふくしまの川と沿岸
■対 象:中学校
■教 科:国語
■学 年:1年
■出版社:光村
■大きさ:オス11cm、メス15cm
■分 布:日本全国に住みますが、北海道、沖縄は移植の可能性があります。朝鮮半島、中国大陸にも分布
―特 徴―
上顎の先端部は丸く、口ひげはやや長く、10本あります。尾ピレは円形で、全体に茶褐色をしています。背に不明瞭な黒い斑紋がちらばり、背ビレと尾ピレに小さな黒色の斑紋があります。水中の酸素がなくなると腸呼吸をします。
雑食性で、田植え後の田んぼや小川、沼で産卵します。雌雄とも1年で成体になり、多くは産卵後死にます。泥の中で越冬します。
古くから食用とされ、柳川鍋、蒲焼きなどにされます。