ふくしま海洋科学館学習指導の手引き -073/097page
―ニシン科―
ニシン
学名 Clupea pallasii
英名 North pacific herring
■展示場所:親潮大水槽
■対 象:小学校
■教 科:社会
■学 年:5年上
■出版社:東京書籍
■大きさ:全長30cm
■分 布:本州中部以北から朝鮮半島、ベーリング海、北海道、カリフォルニア州
―特 徴―
腹ビレの前後に大きくとがった鱗があります。
この魚は、2〜5年で性成熟をし、沿岸の藻場などに数万粒の卵を産み付けます。卵は、20〜30日で孵化し、動物プランクトンをエサにして、1年で15cm、5年で30cmほどに成長します。
塩焼きや身欠きニシンとして食べられる他、卵巣はカズノコとして珍重されます。
―ニシン科―
マイワシ
学名 Sardinops melanostictus
英名 True sardine
■展示場所:黒潮大水槽
■対 象:小学校・中学校
■教 科:社会・理科
■学 年:5年上・2分野
■出版社:東京書籍
■大きさ:15cm〜25cm
■分 布:日本各地、オホーツク海、樺太、朝鮮半島、中国、台湾
―特 徴―
普通、体の左右に7個の黒色斑が縦に並び、このため「ナナツボシ」とも呼ばれます。背ピレは1つで、尾ビレは腹ビレのはるか後ろについています。鱗は弱く、はがれやすくできています。
沿岸から沖合の海面近くを群れで行動します。春から秋に北上し、秋から冬にかけて南下する季節回遊を行います。昼行性の魚で、動物プランクトン、植物プランクトンの両方を食べます。産卵は11月から6月に行われます。
大半はまき網でとられ、古くから食用や加工食品に利用されてきました。