機関誌第2号「しおめの海」 -003/008page
展示テーマは「潮目の海」
福島県は、海や山、川、湖など、豊かな自然に恵まれています。福島県の沖合では、日本列島を南と北から何千キロもの旅をしてき黒潮と親潮がであう潮目の海」が形成されています。
そこで当館は、この福島県の海の大きな特徴である「潮目の海〜黒朝と親潮のであい〜」を展示のメインテーマとし、福島県の川から海へ、そこから海流をたどりながら黒潮、親潮のふるさとへ展開するストーリーを構成しています。
展示のメインとなるのは、2,050トンと国内でも有数の規模を誇る「潮目の大水槽」です。この水槽は、2階から4階までを吹き抜ける大型の水槽で、黒潮大水槽と親潮大水槽に分かれています。中央の「潮目のトンネル」を潜り抜けると、カツオとキハダの群れなど、力強く泳ぐ黒潮の魚たちと、ニシンの群れや海藻類など、豊かな親潮に生息する生き物たちを比較しながら見ることができます。
メイン水槽である「潮目の大水槽」中央のトンネルが「潮目のトンネル」展望室 かわら版
本館の南端にある地上34メートルの展望室からは、全方位360度の大パノラマをお楽しみいただけます。展望室へのエレベーターも総ガラス張りなので、小名浜の市街地と太平洋を一望できる絶好のビューポイントです。
また展望室には、簡単なタッチパネルの操作により、小名浜港の船や貨物、県内の主な観光施設、館内の情報などを見ることができる「展望室かわら版」が設置されています。