福島県植物誌 -038/483page

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表4 続き
林床型 I II III IV
林分
 

I



I



II
 

 
I

 

I

 

II



I



II



I

 

III

 

IV



I

 

I

 

I



I



II

 

I
亜高木層                                  
 コナラ 1 1 1 1 1 1 2 1 1
 ヤマウルシ 2 1 1 1 1 1
 アズキナシ 2 2 2 1 2 2 1
 マンサク 1 2 1 2 1
 カスミザクラ 2 2 1 1
低木層                                  
 チャボガヤ 2 5 4 4 2
 エゾユズリハ 2 1 1 2 1
 ハイイヌガヤ 3 4 3 3 3 2
 ツリバナ 2 2 1 1 1 1 2
 ヒメアオキ 1 2 1 1 2 2 1 3 1 2
 コマユミ 1 1 1 2
 クロモジ 1 1 1 3 1 2 1
 オオカメノキ 4 1 1
 チマキザサ 2 2 3 1 4 5 3 4 5 2 5
 ヤマツツジ 2 1 4 3
草本層                                  
 クルマバソウ 2 1
 チゴユリ 1 2 1 1 2 2
 ヒメアオキ 2 3 1 1 2 2 3 3
 ハイイヌガヤ 1 3 2 2 3 2 1
 ミツバアケビ 1 2
 クロモジ 2 1 1 1 1
 イヌツゲ 1 1 3 2 1 1
比較的大径木から成るコナラ林について次の4型が識別される。
I;チャボガヤ型,II;ハイイヌガヤ型,III;ササ型,IV;ヤマツツジ型

4)温帯落葉広葉樹林

 温帯落葉広葉樹林の典型はブナ林である。気候的極相としてのブナ林には,林床にスズダケの 密生を伴うものが太平洋岸側に,またチシマザサが密生するものが日本海岸側にみられる。また, ミヤコザサを伴うものが太平洋岸側の内陸部に,ユキツバキを伴うものが日本海岸側の豪雪の山 地にみられる。鈴木(1967)によれは,ミヤコザサの分布は年平均最深積雪量が50cm以下の地 に,またスズダケは75cm以下の地に分布する。


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