しらかわ 伝えたい、残したい おばあちゃんの郷土料理 -008/056page
睦月・一月
●田楽餅
[作り方]
(1)豆腐は、水を切っておく。
(2)炒った白ごまと、くるみをよくすり混ぜる。
それに、水気を切った豆腐を加え、さらによくすり混ぜる。
(3)(2)に砂糖、味噌を加えて調味し、たれを作る。
(4)切り餅は、焼いて竹串に刺し、両面に3のたれを付けて火にあぶり、香ばしさを出す。材料 (四人分)
・切り餅 8枚
・豆腐 200g
・白ごま 8g
・砂糖 30g
・くるみ 4個
・味噌 少々○ポイント
*炒った白ごまと、くるみをよくすること。
*豆腐の水切りをよくすること。
(資料提供者 塙町 菊地良江さん)
鳥小屋と田楽餅
鳥小屋とは、正月一四日に田畑を荒らす鳥獣を追い払い、豊作を祈願するものであり、 子ども達によって行われる。むしろ囲ったような小屋に、子ども達が持ち寄った餅で 田楽を作り、大人達がいくらかのお金を持って小屋へ食べに行き、豊作の祈願をしたり した。また、子ども達が、各家庭へ売り歩いたりする習わしは、今だに残っている。
●三日ぞう煮
[作り方]
元旦
大根、人参、ごぼうをそれぞれたんざく切りにして、ぞう煮にする。
2日
じゃがいも、いもがら、凍みどうふのぞう煮。
3日
ねぎ、とうふのぞう煮。
3日夜
胸がやけるので大根を千切りにして、大根メシを煮て食べる。
※お正月3日間食べたもの。
(資料提供者 鮫川村 山形チヨさん)