しらかわ 伝えたい、残したい おばあちゃんの郷土料理 -009/056page
如月・二月
●おこと汁
[作り方]
(1)あずきを大きめの鍋に入れ、小豆の10倍程度の水で煮る。
(2)するめは、前日熱湯でもどしたものを3センチ位の短冊に切る。
(つけ汁は、取っておく。)
(3)だし汁は、削り節を2.5リットルの水の表面いっぱい入れ、
煮立ったらこす。
(4)かんぴょうは、よく塩もみして水洗いし、ゆでて2〜3センチに切る。
(5)しいたけは、30グラム位を水洗いしてから、ぬるま湯でもどし、
2〜3センチの 短冊に切って、つけ汁につけておく。
(6)凍豆腐もぬるま湯でもどし、2〜3センチの短冊に切る。
こんにゃくもゆでて、2〜3センチの短冊に切る。
(7)ごぼうは、2〜3センチ長さ、厚さ3ミリに切り、ぬるま湯で、
あく抜きをする。にんじん、さといもとも2〜3センチの大きさに
揃えて切る。
(8)あずきとだし汁を合わせ、するめ、しいたけ(汁ごと)、かんぴょう、
ごぼう、にんじん、さといも、こんにゃく、凍豆腐の順に入れ、材料が
柔らかくなったら、砂糖、酒、味噌、みりんで調味する。○ポイント
*下ごしらえに手ぬきをしないこと。
*材料の大きさは、だいたいそろえること。
*調味は、好みに合わせてよいです。材料 (10人分)
・あずき 1合
・するめ 1枚
・しいたけ 30g
・凍豆腐 2g
・かんぴょう 20g〜30g
・こんにゃく 半丁
・にんじん、ごぼう 各150g〜200g
・さといも 250g
・味噌 おたま1〜1.5杯
・だし汁 2.5l
・削り節 適量
・砂糖、酒 各大さじ2
・みりん 適量
(資料提供者 棚倉町 半田美智さん)
江戸時代に御事始め、御事納めの日に作ったもので二月八日、一二月八日 の針供養の日に作られています。