しらかわ 伝えたい、残したい おばあちゃんの郷土料理 -051/056page

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結婚式料理

昭和初期の頃

上段(式)
 奥座敷で新郎、新婦、仲人
 向見参 2人 むらいにくる人 出船おしょうばん1人
 式終わると一番茶(今は桜茶)
 おちつきでうどんを食べて(すえながくつながるように)
 すいものは、式が終わるまで5回もとりかえる。

本 膳
 おたかもり みそ汁
 7品目えんぎが良い。
 別れる溶きは三くだり半7品目の半分意

おたかもり
(山もりにもること)
黒おわん
結婚式料理

大 判
 部落の人を招待(魚サケ)などの引物。今はコップ、なべ
 祝金 200円時代



結 納 品

長熨斗(ながのし) しわをなくして平にする
酒肴(しゅこう)
   (家内多留(やなぎたる))この家の中入喜んでとどまる意味
金宝包 (結納金)帯、又は袴
勝男節(かつおぶし) りっぱな強い男
寿留女(するめ) 
子生婦(こんぶ) 喜び
友白髪 麻縄
末広 末は広がる
結納品中身
 小袖、長じゅばん
  たび(九のもん)この家のものだから
   (サイズがあわなくても)
  帯(丸おび)帯上げ、帯とめ、こし帯

男の方がもらいに行く時(たたまずもっていく)着物
着物を女の方がもって行く時、たたみがえし
※点線部分をかさねてたたむ
結納品



その他、日常の食事

(1)麦めし(朝)夜はジャガイモ、大根、米とまぜてたいて食べた。
(2)味噌汁の中に(洗った米をいれて)ささぎやじゃがいも御飯のかてにいれてたべた。 フキ、大根の葉なども食べた。サシミなどは、年2回ぐらいしか食べられなかった。
(3)11/15油しめ年1回3合でまにあわせた。
  (そ食は長命、美食は短命)  

(資料提供者 棚倉町 蛭田ミツヨさん)


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