自然のふしぎ・ゆめ栽培講座 -032/042page

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ペットボトルで養液栽培 よくばり知識

■材料あれこれ
 ペットボトルは、1リットル以上のものが使い やすい。発泡スチロールは、厚さ2cmくらいのも のならなんでもよい。捨てるようなものを活用し よう。スポンジは、あまり大きなものは必要ない ので、台所で使うものなどを活用しよう。ラッカ ースプレーは、ペットボトルの中に光が当たらな いよう、外がわに色をぬるのに使う。銀色がいいよ。 ホームセンターなどで買おう。

■スチロールカッター
 ペットボトル、発泡スチロールを切るには、少 し大きいカッターや小刀でもいいけど、切った所 が鋭くなってケガをしやすいので、熱の力で切る「ス チロールカッター」を使うとよい。
 スチロールカッターは、ホームセンターなどで 売っている(1,000円ぐらい)。練習してから、 ゆっくり切るのがポイント。

スチロールカッター

■「ハイポネックス」って、なんだ?
 どんな植物だって、食べ物は必要。植物の食べ 物が「肥料」だ。「ハイポネックス」lま、うすめ て使う液体の肥料。園芸店で売っているよ。水1 リットルにハイポネックス1ccを溶かして使う。

ハイポネックス

■なにをまこうか・・・・
 スーバーで、スポンジがついた「水耕ミツバ」 を買ってきて、スポンジの上5cmくらいで切った ものが、そのまま使えて便利。タネをまくなら、 チンゲンサイや葉ネギなどがよい。

■ペットボトルで容器を作る
 まず、ラッカースプレーで、ペットボトルに、 塗料をまんべんなく吹きつける。吹きつけは家の 外でやること。完全に乾いたら、丸形のものは半 分に切って、ふたのあるほうは針金で壁にかけて、 底のほうは立てて使える(苗1本うえ用)、角型 は寝かせて使う(苗2本用)。キャップは必要。

■発泡スチロールの工作
 発泡スチロールは、まず、ペットボトルにあけ たあなからちょうど入れられる大きさに切る。そ れから苗を植える(スポンジをとりつける)所と、 空気あなをあける。

発泡スチロールの工作

■養液の準備・うえつけ
 うすめたハイポネックス(養液)を、容器の3 分の2くらい注ぎこむ。これに発泡スチロールを 浮かべてみよう。養液といっしょに発泡スチロー ルが動くかな。きつい場合は発泡スチロールを少 しずつけずろう(根が、いつも養液にひたってい られるようにするため)。
 スポンジをはめる時は、あまりきつくならない ように、スポンジの量を調節すること(クキが太 くなってくるときつくなる)。また、スポンジが 養液を吸うことができるように、養液にひたる方を、 ちょっとはみ出させておく。根のほうが養液にひ たるように浮かべて、できあがり!

養液の準備・うえつけ


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