自然のふしぎ・ゆめ栽培講座 -037/042page

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作文集

「イネとコンニャクイモを育てて」

郡山市立白岩小学校 五年 渡部 友美

 私は、農業試験場に行くまえ、イネは水のこうかん、草むしり、日光にあてる、ということぐら いしか知らなくて、育てはじめると、虫が出ることや、かれてしまう病気があることも知ったし、 水のかんりは、ときどき水を入れないでおくと、根がのびることも分かりました。そういうことが 分かると、植えている時は、少し大変そうだなあとしか思っていなっかたけど、かれそうになって 不安になったりして、しっかりがんばって育てなくちゃと思い、植えた時は、土と水をまぜるとき、 なんかさわるのがやだなぁと思っていたけど、いやだと思わなくなりました。夏休訓こ入ると、イ ネがすごくのびて、これを自分で育てたと思うと、うれしくなってきました。夏休みが終わると、 たくさんの雨がふったり、台風がきたりして、イネがたおれて、心配したけど、イネが折れたりし なくて、すごく安心しました。そして、イネをかって、もみがらをとるとき、機械でやるとすぐな のに、何日もかかってやってると、音の人たちの気持ちがすごく分かって、苦労してるなぁとおも いました。
 コンニャクイモは、ぜんぜん見たことがないので、すごく楽しみで、土にイモを入れるときは、 大変そうだなあという気持ちはありませんでした。でも、実際に育ててみると、雨の時にあたらな いようにしたり、土の上にわらをひいたりで、大忙しで、コンニャクイモも、けっこう大変だなお と思いました。そして、一番かなしいことは、コンニャクイモがおられてしまったことで、私ので はなかったけど、今まで大切に育ててきたのに、苦労したのに、かんたんにおられてしまって、私 はすごくゆるせなくて、おられてしまった人がすごくかわいそうでした。植物を育てている人は、 自分の育てたものがおれるとこんなにくやしいんだとおもいました。
 イネでもコンニャクでも、育てるのが大変で、かんたんに育つ植物はないということが勉強にな りました。
 最後に、お米とコンニャクを食べるとき、コンニャクは、作るのに、最初のイモみがきで、けっ こう大変だと思いました。ぜんぶがはじめてのことで、失敗しないようにと思いながらやりました。 とくに、イネのだっこくは、機械でやるとすぐなのに、自分たちでビンなどを使ってやったので、 とても苦労しました。
 お米をたくのは休みの日のお昼を作るような感じで、かんたんにできました。コンニャクもごは んも、売っているのよりは、見た目はよくなかったけど、今までの苦労を思うと、とてもおいしく 感じました。特にコンニャクは今まで食べていたものとは比べものにならないくらいおいしかった です。


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