福島県森林・林業統計書 -003/006page

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5.林産物

(1)木 材

 素材生産量は、平成2年まで年間1,200〜1,300千m3で推移してきたが、平成3年から減少に転じ、平成11年には800千m3となった。また、チップ需要も低迷しており、広葉樹の素材生産に大きな影響を与えている。
 平成11年度における福島県内の素材生産量の内訳は、国有林が203m3、民有林が597千m3となっており、針広別では針葉樹560千m3、広葉樹240千m3となっている。ほかに外材入荷量が762千m3、県外からの移入量が56千m3で、県内の自給率は49%となっている。

素材生産の推移
素材生産の推移

木材供給量の推移
木材供給量の推移

(2)特用林産物

 きのこ類は、本県の緑の豊かな森林資源と、大消費地に隣接した恵まれた立地条件を背景に安定して生産され、生しいたけの生産量は全国第6位、ナメコは第6位となっている。
 桐については、生産量が全国第1位を誇っているものの、安価な外材の輸入による材価の低迷や連作障害・病害等の発生により、植栽は年々減少している。
 平成12年度における生産量は、しいたけが3,355t、なめこが1,813t、桐が1,061m3となっている。

生しいたけ生産量の推移 ※自家消費量を含む
生しいたけ生産量の推移

なめこ生産量の推移 ※自家消費量を除く
なめこ生産量の推移


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