福島県水産試験場研究報告 第10号 - 033/073page

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図2

 従来と新たな予測手法

 従来と新たな予測手法の考え方については、表7に示す。新たな手法では、県計データで有意な相関が認められた年魚間の相関式から各年の来遊尾数を予測する手法とし、予測する各年魚は以下の考えで選択した。

 2年魚は初期値であるため、1983年〜1994年の2年魚の来遊尾数の平均値とした。

 3年魚は、Y(予測3年魚)=4.65X(2年魚)+57,000とした。

 4年魚は、2年魚と3年魚の両年魚から関係式を求めるこができるが、3年魚と4年魚間の相関が高かったので、Y(予測4年魚)=1.40X(3年魚)+45,000とした。

 5年魚は、3年魚からの予測が可能であるが相関係数が高くないこと、4年魚との関係で相関係数が低いこと、かつ総来遊尾数に占める5年魚の割合は10%を僅かに超える程度であること


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