1 母藻の確保 |
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母藻採集時期 |
10月上旬〜12月上旬(盛期11上、中旬)の旧暦で12日又は27日前後(大潮の前)。 |
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母藻の選択 |
表面にコケムシなどの付着物がなく、葉数が多く(3、4年齢のもの)、子嚢斑(葉表面が黄土色)を形成した成熟個体を選ぶ。 |
2 蓄養 |
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当日、採苗を行わない場合のみ流水で水槽に収容するが、基本的にはやらない。 |
3 採苗と育成管理 |
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(1)葉体の洗浄 |
きれいな海水を用い、スポンジで葉の表面を洗う(表面のぬめりをとる)。 |
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(2)陰干し |
直射日光の当たらない日陰で、1〜4時間風干。(吊すのがよい。風干で葉の表面の水が切れればOK) |
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(3)採苗水槽と
採苗器の準備 |
採苗する水槽(何でも可)を用意し、付着珪藻類、プランクトンを出来るだけ取り除く。
採苗器(基盤)を水洗し、水槽内に入れる(表面は光が当たる状態)。 |
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(4)採苗 |
陰干しした母藻を採苗水槽へ入れる。投入時間は2時間以内で、採苗がほぼ終わる。
通気・・母藻投入から常時、弱通気とする。
遊走子は浸漬後10分後から葉表面の胞子嚢から放出される。
遊走子は2時間程度の遊泳力しかなく、すぐ基盤に付着する。
(遊走子付着確認のため、テグスや透明フィルムなどを水槽内へ吊しておく。)
2〜3時間(5時間でも可)後に、母藻を取り除く。 |
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(5)配偶体管理 |
採苗後2〜3日まで |
止水で管理。
通気を行い、水温は常温で良い。 |
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採苗後2〜3日から |
流水で管理
通気を行い、水温は常温で良い。
約1ケ月で、配偶体が成熟し、受精後幼体が発芽する。 |
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(6)幼体管理 |
流水飼育 |
水交換率は2〜5回/日(流水は多いほど良い)。
通気を行い、水温は常温で良い。
栄養塩は適宜、硝酸Na、燐酸Naを与える。
採光は、室内の管理の場合、蛍光灯で光を補充し、表面で2〜3klxを確保する。
3ケ月後には、目視で幼体が確認できる。
6ケ月後には、全長5〜10cmに成長する。 |
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(7)移植 |
移植場に基盤ごと設置する。 |