平成13年度 事業報告書 - 141/171page
・ホシガレイ稚魚の主要な餌料生物であるアミ類は松川浦では7〜9月に多く、以降は減少し、3月にやや増加傾向にあると考えられた(調査期間:7月〜翌年3月)。
(3) 放流効果調査
全長7.5cmで相馬地先に放流された平成11年放流群6,800尾の回収尾数は714尾(平成13年12月現在)と推定され、回収率は10.5%と算出された。その回収金額は733千円と推定された。
また、回収金額を放流尾数で割った種苗1尾当たりの回収金額は約108円/尾と試算され、経済的な効果を得るためには種苗1尾当たりの種苗生産放流経費が、この数値を下回る必要があると推測された。