福島県長期総合教育計画41/4-021/330page
いる。
出荷額にしめる重化学工業の比重も大きくなることは、第23図からも推測できよう。
本県の立地条件の恵まれていることは、すでに第1節でみたところであるが、各地区の立地条件に
たって、各地区の特色をじゅう分発揮できる体制をつくるために、地区別工業配置の方向をさだめて
いる。第25図によって、みてみよう。
第25図 地区別工業配置の方向
工業配置の計画によって、各地区開発の拠点開発がすすめられることになるが、工業化の進行は、
地域社会の変ぼうに直接影響する点が多い。とくに、その速さ、規模によって、影響力がかわっても
くるので、工業出荷額の地域別、年度別展開をみたい。第26図は、工業出荷額の地域別構成の年次的
発展をしめたものである。
製造業出荷額を昭和35年を100とした指数によって昭和50年の出荷額指数を地区別にみると、
新産常磐地区 2,435 新産郡山地区 644
県北地区 440 県南地区 347
会津地区 282 相双地区 450
のとおり、各地区とも大きな発展が見通される。
新産地区の工業化が、もっとも進行し、本県工業化の中核となるが、県北地区、相双地区の工業化