福島県長期総合教育計画41/4-053/330page
第23表は、新聞の普及度をしめしたもの
であるが、東北6県のうち本県の新聞普及
度はもっとも高い。
1部当りの人数では、4.48人で宮城県の
4.49人よりわずかに多い。一世帯当りの部
数は1.11部でこれも1位をしめている。新
聞のどんな記事をとくに読んでいるかを示
したのが、第24表である。
スポーツ記事、社会記事、テレビ、ラジ
オ番組が圧倒的に多い。
第24表 新聞のとくに読む記事 (1964青少年白書)
スポーツ記事 41.9% 社会記事 39.0 テレビ、ラジオ番組 35.1 政治、経済、外交 9.4 小説、漫画、碁、将棋 7.9 文化学芸 6.7 家庭、婦人保健、 6.3 社説、評論、解説、批評 4.3 投書、身上相談 2.4 広告 1.5 その他 0.6 とくにない、不明 1.4 読んでいない 10.2 計(M.T) 166.7
3 書籍、雑誌、映画、広告のマス化
書籍、雑誌、映画、広告の本県資料が手もとにないので、国勢図会・1966年版によってわが国の
状況から推測してみることにする。
第25表 書籍、雑誌、映画、広告の現況 (1966 国勢図会による)
書籍 雑誌 映画 広告 出版点数 出版部数 出版点数 出版部数 常設館数 観客数 点 万部 点 万冊 館 百万人 億円 1963年 22,877 26,625 2,031 109,150 6,164 511 2,982 1964 22,754 30,890 1,938 117,550 4,927 431 3,491 1965 4,649 373 3,440 (注) この中・児童向・学習参考書は約20% 16%の増 うち週刑誌に54% 8%増、週刊誌の増は11% 新聞 35.8% 雑誌 5.6 ラジオ 4.7 テレビ 32.2 その他 21.7 書籍の出版点数は若干減少しているが、出版部数は16%の前年比較増となっている。国民1人当
り3部余という大量の書籍が出版されている。このうち児童向け書籍と学習参考書が約20%をしめ
ている。
また雑誌の出版点数は、1,938点で、うち週刊誌が54%をしめている。第26表によって主によんで
いる週刊紙をみると、週刊平凡、週刊明星をよんでいるものがもっとも多く、ついで女性向きのも
の、スポーツ誌、少年向きのものとなっている。
雑誌の発行部数は、1,175,500千冊で国民1人当り12冊に近い。雑誌のはん濫状態を呈している。
雑誌の発行部数の対前年増加は8%であるが、週刊紙は11%におよんでいる。
映画は、テレビの普及度のたかまりの影響によって、常設映画館、観客数は年をおって減少して