福島県長期総合教育計画41/4-102/330page
次に、長期欠席児童生徒についてみると第23表および第24表のとおりである。
第23表 長期欠席者数 (昭和37年度間)
へき地 全県 児童、生徒数 長欠者 比率(%) 児童、生徒数 長欠者 比率(%) 小学校 17,275 193 1.1 296,780 1,643 0.6 中学校 7,434 230 3.1 177,276 1,908 1.1
第24表 理由別長期欠席児童生徒の現況 (昭和37年度間)
年間50日以上の長期欠席者 計 病気 学校ぎらい 家庭の無理解 家庭の貧困 その他 小学校 実数 193 68 18 54 41 12 比率 100.0% 35.2% 9.3% 28.0% 21.2% 6.2% 中学校 実数 230 39 38 51 85 17 比率 100.0% 17.0% 16.5% 22.2% 37.0% 7.4%
(注) 長期欠席児童生徒とは、年間50日以上欠席したもののことである。
全県的に減少しているとはいい、へき地校においては、小学校1.1%、中定校3.1%と多くなっ
ている。また長期欠席の理由は、病気、家庭の貧困、家庭の無理解等となっている。
教育扶助の拡充と体位健康管理面の対策が必要である。
(6) 体位、健康状況、学校給食等
へき地児童生徒の体位は、一般に男女とも、へき地以外の子供に比して劣っている。
また、健康状態についてみると、トラホーム、伝染性疾患、寄生虫病等の被患率が高い。
次に、健康管理の面から、へき地学校における養護教員や医師、歯科医師等の設置状況につい
てみると第25表のとおりである。
第25表 養護教員、医師等のいる学校 (38.6.1現在)
小学校 中学校 計 学校数 比率(%) 学校数 比率(%) 学校数 比率(%) 養護教員のいる学校 6 2.0 2 4.3 8 3.1 学校医のいる学校 31 27.5 21 64.0 82 32.2 学校歯科医のいる学校 36 17.3 21 44.7 57 22.4 学校薬剤師のいる学校 20 9.6 15 31.9 35 13.7
(注) 学校医のいる学校とは、学校医が当該学校学区内にいる場合だけである。
これが、小学校、中学校の健康管理の人的面での実態であるが、へき地における一般の医療機
関のふじゅうぶんをもあわせ考えると、へき地の児童生徒については、一段と強力な施策が必要
である。
また、へき地の児童、生徒の身体発達のおくれに対しては、栄養改善が必要であり、学校給食の果