福島県長期総合教育計画41/4-103/330page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

 たす役割は、きわめて大きいと思われるが、本県へき地校の実施状況は、第26表のとおりである。


第26表 へき地校における完全給食実施状況 (昭40.3月現在)

  へき地校総数 給食実施校数 実施率(学校別) へき地校児童生徒総数 給食実施児童生徒数 実施率(人員別)
小学校 205 30 14.6% 15,444 5,209 33.7%
中学校 51 5 9.8% 7,126 1,042 14.6%
256 35 13.7% 22,570 6,251 27.7%

 完全給食を実施している学校は、小学校14.6%、中学校9.8%にすぎない。完全給食促進のた

 めの強力な施策が必要である。

(7) 卒業後の状況

  へき地の中学校卒業後の状況を、昭和38年3月卒業者についてみると第27表のとおりである。


第27表 中学校卒業者の卒業後の状況 (昭和38年 へき地学校調査より)

  就職者 進学者 その他
通勤 離村
県内 県外 県内 県外
卒業者数 194 - 280 643 1,117 953 354 2,424
比率 8.0% - 11.6% 26.5% 46.1% 39.3% 14.6% 100.0%

  これによると、就職が46.1%、進学者が39.3%となっている。就職者の中、県外へ就職した者

 は、就職者の半数以上を占めている。

  高等学校進学者39.3%は、この年における本県高等学校進学率57.6%に比較すると、かなり低

 率である。

  へき地における高等学校進学率を向上させる対策が必要である。

(8) 施設設備

 第28表は、へき地学校における施設設備の一部の状況である。


第28表 へき地集会室等のある学校数 (昭和38年へき地学校調査による)

  小学校 中学校 合計
学校教 比率 学校数 比率 学校数 比率
   %    %    %
へき地集会室のある学校 28 13.5 14 29.8 42 16.5
寄宿舎のある学校 4 1.9 7 14.9 11 4.3
テレビのある学校 132 63.5 32 68.1 164 64.3

(注) 比率は、へき地学校に占める各らんの学校数の割合を%で表したものである。


 これをみてもわかるように、へき地は生徒数が少なく、本校、分校、季節分校と細分される

ため、1校当りの予算が少額となり、施設設備はふじゅうぶんであるので、充実させる必要があ

る。


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

Copyright (C) 2001 Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。