福島県長期総合教育計画41/4-126/330page

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 また、高等学校における教育課程は、昭和35年に公示され、実施して日も浅いが、今後の高校

進学率の上昇、後期中等教育の改善にともなう高等学校教育内容の多様化等の立場から生徒の能

力・特性・将来の進路に応じた教育内容の検討と精選が強く要請される。

〔施策の目標〕

ア 人間形成の上で、調和と統一のとれた教育課程を編成する。

  教科に重点をおき過ぎ、道徳・特別教育活動・学校行事等が軽視され易い傾向を改め、豊か

 な人間性を形成するため、調和と統一のとれた教育課程を編成する。

イ 児童、生徒の能力・進路・特性等に応じた教育がじゅうぶんできるようにする。

  児童、生徒の能力・進路・特性等に応ずる教育をいっそう促進し、ひとりひとりの児童生徒

 が積極的に学習に取り組むことができるような教育課程を編成する。

ウ 教育内容の精選と重点化をはかる。

 小、、中学校においては、現行の指導要領に示されている内容を増したり、程度を上げたりす

 ることは、児童生徒の現状からみて適切ではない。児童生徒の学習能力、授業時数等をよく検

 討し、指導内容を精選し、重点化をはかり、基礎的・基本的事項がじゅうぶん身につくような

 教育課程を編成する。

  高等学校においては、課程・学科さらに生徒の能力・進路・特性に応じて教育内容を精選

 し、重点化をはかるよう配慮する。

〔施策の内容〕

 ア 次の点から現行の教育課程を検討し改善する。

 (ア) 調和のとれた教育課程を編成する。

   a 知識・技能の面にかたよらないようにする。

   b 道徳教育、情操教育の徹底をはかる。

   c 各領域の教育内容と授業時数の関係を検討し、授業時数配当の適正化をはかる。

 (イ) 時代の進展、児童生徒の発達段階に即して教育内容の改善をはかる。

   a 科学技術の革新や社会の進展に即して教育内容の質的改善をはかる。

   b 児童生徒の発達段階に即して教育内容の改善をはかる。

 (ウ) 基本的事項を精選し、児童生徒の学力が身につくようにする。

   a 各教科の指導内容を集約し、指導の徹底をはかる。

   b 児童生徒の学習負担を軽減し、学習の効率化をはかる。

   c 学習内容の系統を明確にし、学習事項の定着化をはかる。

   d 学習内容の構造化をはかり、意味のある学習をさせる。

   e 学習内容を精選し、考える学習を重視する。


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