福島県長期総合教育計画41/4-129/330page
ウ シート式磁気録音機の設置
へき地学校にシート式磁気録音機を設置する。
(具体的内容は、「へき地教育の振興」の項参照)
エ プログラムセンターの設置
地区教育センターに併置し、専門のプログラムメーカーを1センター5名配置することを期
待する。
オ 高等学校地域視聴覚ライブリーの設置
事業名 事業主体 昭和40〜45年度 昭和46〜50年度 事業内容・事業量 事業費 事業内容・事業量 事業費 高等学校地域視聴覚ライブラリー設置 県 県内5地域(県北・県南・会津・石城・相双)に設置する。 126,400千円 1ライブラリーの規摸 敷地 660m2(200坪) 建坪 330m2(100坪) 経費 1ライブラリー経費 土地購入費 5,280千円 建築費 10,000千円 設備費 10,000千円 全経費 25,280t×5
(3) 進路指導の充実
〔施策設定の理由〕
ア 中学校卒業時に進路は事実上決定されている。したがって中学校における進路指導の拡充はき
わめて重要な意味をもつものである。
イ 就職者はもちろん、高等学校進学者も入学時において進路は分化する。
就職者について、職業安定課の従業者の移動調査によれば、就職1年以内に離職した者は、県内
において中卒者は11.6%、高卒者は13.7%にのぼっている。県外就職者の分についてはあきらか
でないが、全国平均によってみると、県外就職者のうち1年以内に離職した者は、中卒者は20.5
%、高卒者は22.4%にのぼるものと推定される。
ウ 高校進学者についてみると、生徒の能力、特性の配慮が乏しいことがうかがわれ、また普通科
偏重の傾向かつよく、学科別募集定員の比率からみても普通科が職業科より大きい。
入学者の入学選抜学力検査の得点分布を見ると、高等学校の教育課程を履習する能力があると
は考えられない者にまで分布している。
学科別にみると、普通科の卒業者中就職者は5.6%に達し、工業科を履習すべきであったと考
えられる技能工、生産工程従事者となっている者が約20%、農業科コースを選ぶべきであったと
考えられる農林業従事者となっている者が3%弱、販売、運輸通信、サービス業事務従事者、採
鉱、採石、単純労働者にまで分布している。