福島県長期総合教育計画41/4-167/330page

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3 高等学校産業教育の整備拡充

(1) 学科配置の再編成

 〔施策設定の理由〕

ア 高等学校卒業者の卒業後の状況は、第65表のとおりである。昭和39年3月卒業者のうち、大学、

短期大学、大学等の別科、高等学校の専攻科、国立工業教員養成所への進学者は、2,963人で17.5

%、就職者は、12,045人で71.5%、無業、その他が1,857人で10.9%となっている。就職者が71.5

%を占めていることは注目される。


第65表 高等学校卒業後の状況年次別推移 (公私立)

区分 卒業者 進学者 就職者 就職進学者 無業、その他
人員 比率 人員 比率 人員 比率 人員 比率 人員 比率
    %   %   %   %   %
35年度 18,417 100 2,173 11.8 11,865 64.4 45 0.2 4,337 23.6
36 18,947 100 2,533 13.4 12,728 67.1 46 0.2 3,640 19.3
37 21,375 100 2,987 14.0 14,623 68.4 48 0.2 3,717 17.4
38 20,173 100 3,079 15.3 13,892 68.9 66 0.3 3,136 15.5
39 16,927 100 2,963 17.5 12,045 71.2 62 0.4 1,857 10.9

 次に課程別卒業者数は、第66表のとおりである。

第66表 高等学校普通・職業課程別卒業者の状況 (公立) (昭39.5.1)

  卒業者数 普通 職業
農業 水産 工業 商業 家庭
全日制 15,768 9,062 880 134 2,460 2,050 1,182 6,706
定時制 1,159 393 196 - 214 114 242 766
16,927 9,455 1,076 134 2,674 2,164 1,424 7,472
比率(%) 100 55.9 6.3 0.8 15.8 12.8 8.4 44.1


 普通科卒業生が9,455人で55.9%、職業に関する学科卒業生が7,472人で44.1%である。

 高等学校の学習内容と卒業後の産業生活との問に大きなズレがあり、これを改善する必要があ

る。

イ 社会の要請を卒業後の進路によってみると、第9図のとおりである。

  産業別においては製造業4,814人で39.8%、卸売・小売業は2,637人で21.8%、両業で大半を

占め、次いでサービス業7.3%、運輸通信業6.4%、金融保険業6.3%、農業5.8%、公務5.5%の

順となっている。

 また、職業別では、事務従事者の3,946人で32.6%、技能工、生産工程作業者3,536人29.2%で

過半数を占め、次いで販売業者の17.0%、農林業作業者の5.1%等の順となっている。男女間に

は、かなりの差がみられるが、産業別の全領域にわたっており、職業別にみても全職種にわたっ


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