福島県長期総合教育計画41/4-204/330page
2 教職員の研修の強化と資質向上
(1) 総合教育センターの設置
〔施策設定の理由〕
警異的な科学の進歩にともなって、産業を中核として発展する社会に即応する教育の高度化をせ
まられている今日的課題解決のために、県総合教育センターを設置する。
ことに、他県に劣らぬ県民の資質と本県独特の資源が、自然的、経済的、文化的な条件によって
規制されているわが県にとって、総合教育センターは
ア 教育の近代化への原理研究
イ 科学技術教育の探究による産業、生活文化の高度化
ウ 創造性をたかめるための教育内容、方法の改善
工 教育行政、社会教育などの研究調査
などの中心的機能をはたす人材育成と研修の場として、欠くことのできない施策である。
〔施策の目標〕
総合教育センターは、県が「地方教育行政の組織と運営に関する法律 第30条」に基づく教育機
関として設置するものであり、その機能を充分に発揮できるようにするため、つぎの目標をかかげ
る。
ア 教職員の資質向上をはかるため、教職員の現職教育、教育研究団体の研究活動の助成をおこ
ない、本県教育振興の場にふさわしいものとする。
イ 教育の近代化、現代化に応ずる基礎的、原理的研究をすすめ、本県教育の基本的方向をと
らえ、教育内容、方法の改善にやくだつためにじゅうぶんな施設とする。
ウ 科学技術教育の理論的、実際的研究ができ、理科教育の振興と県民の生活文化向上に資する
機能がはたせるようにする。
エ 産業教育の基礎的研修ならびに、農、工、商業科等の研究がじゅうぶんでき、本県産業の高
度化を推進する施設とする。
オ 豊かな人間性と創造性を育成するための芸術的内容、方法等について研修が容易であり、
道義的、意欲的で人間性にみちた県民養成の場とする。
力 教育行政、社会教育等の研究機関を設け、幅の広い基盤の上にたちながら、本県教育の飛躍
的進展にやくだつ施設とする。