第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-034/285page
2.施策の基本方向
(1) 教 育 目 標
1) 教育目標を受けて具体的目標を設定し,日々の教育活動の中でその目標が具現化されるよう
諸計画を整備する。
2) 目標具現化のため,月,週における努力点を明確にするよう配慮する。
(2) 教 育 課 程
1) 指導計画例等の指導資料の活用を図るとともに,教育課程の研究を推進し,幼児の発達に即
した指導計画を立案する。
2) 小規模園が多く,園内での共同研究が困難であるため,地区及び近接する園と共同で研究す
るなど効果的な研修組織や体制の充実を図る。
(3) 指導方法
幼稚園教育要領の理解を深め,幼児の発達に即した指導方法の研究を推進する。
(4) 指導の評価
評価及びその方法についての理解を深め,効果的な指導のため,評価の方法,評価結果の活用
について研究を推進する。
(5) 指導体制
幼稚園教員の研修の機会は,小学校教員の研修の機会(「第2節 小学校教育」)に比較して少な
い状況にあり,また,経験年数10年未満の本務教員が本務教員総数の半数以上を占める状況にあ
るので,研修機会の拡充を図り,幼稚園教員の資質を更に向上させる。
そのために,県教育委員会の主催する研修会として,新任幼稚園教諭研修会,主任幼稚園教諭
研修会,幼稚園教育資料の活用研修会等を新たに設ける。
また,指導主事の適正配置に努め,指導体制の整備を図り,適正な指導行政を更に推進する。