第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-050/285page
表2−2−7 地域別にみた小学校教員の平均年齢(単位:歳)
地域 年齢 特A 41.5 A 43.0 B 42.8 C 36.6 注:1.「総務課調査」(昭51)による。
2.地域区分は図2−2−14の注による。
表2−2−8 勤務年数でみた公立小学校教員の地域別配置状況(単位:年)
地域 平均勤務年数 特A 20.7 A 22.1 B 22.3 C 15.7 注:1.「総務課調査」(昭51)によ
る。
2.地域区分は図2−2−14
の注による。
昭和51年度の公立小学校教
員の平均勤務年数を地域別に
みると,特A,A,B各地域
は20.7年から22.3年の範囲に
あるが,C地域については
15.7年であり,C地域は特A,
A,B各地域に比べ5年〜6.6
年の範囲で平均勤務年数が短
いといえる(表2−2−8)。
一方,昭和49年度の公立小
学校教員の学歴構成をみると,
学歴区分が大学卒のもの24.6%,短大卒のもの36.7%,高校卒のもの38.7%であり,短大卒・高
校卒の教員は全教員に対し約75%を占めている(図2−2−2)。
次に,昭和49年度における公立小学校教員の免許状所有状況は図2−2−21のとおりであり,
公立小学校全教員に対し普通免許状を有している教員は97%を占めている。
なお,教諭一級普通免許状と養護教諭一級普通免許状所有者は約71%,教諭二級普通免許状
所有者と養護教諭二級普通免許状所有者は約26%であり,臨時免許状所有者は約3%となって
いる。
図2−2−20 小学校教員の学歴別構成の割合
注:1.「教育調査報告書」(昭49)による。
2.公立小学校教員。21人を対象に抽出調査したものである。
3.割合=(対象学歴数)−(抽出小学校教員数)×100
図2−2−21 小学校教員の普通免許状所有の割合
注:1.「教育調査報告書」(昭49)による。
2.公立小学校教員921人を対象に抽出調査したものである。
3.割合=(免許状種別教員〕÷(抽出中学校教員数)×100
以上のことから,本県の公立小学校
教員の平均年齢は約42歳,平均勤務
年数約20年であり,教職経験豊かな
教員配置がなされているといえる。
一方,小学校教員の学歴別構成でみ
ると,学歴区分が短大卒,高校卒の
占める割合が約75%と大学卒のもの
を大きく上回ってい
る。
従って,今後は,
公立小学校教員の年
齢の高齢化に対する
施策を検討するとと
もに,教育水準の維
持向上のため,性別,
年齢,勤務年数,免許状種別等を考慮した教員構成を図る必要があろう。
(4) 小学校教員の週当たり平均担当授業時数
昭和50年度における公立小学校教員(教頭を除く)の週当たりの担当授業時数について,低学
年,中学年,高学年別にみたのが図2−2−22である。