第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-088/285page
前年度よりかなり増加する。
本県における中学校屋内運動場の保有状況をみると,表2−3−13のとおり,保有率は,昭和
50年度において,前年度よりわずかに低くなるものの,毎年高くなる傾向を示している。
屋内運動場の地域別保有状況をみる
と,表2−3−14のとおり,県南,南
会津地域の保有率は100%であり,そ
の他の地域の保有率もかなり高い。
屋内運動場の構造別保有率をみると
図2−3−25のとおり,鉄骨,鉄筋が
毎年少しずつ高くなり,木造が低くな
る。
全国平均も,本県と同様の傾向を示
している。
全国平均と比較すると,本県の構造
別保有率は,全国平均より木造が高く
鉄筋が低い。鉄骨の保有率は,昭和47
年度まで全国平均より低いが,昭和48
年度にはほぼ同率となり,昭和49年度
以降高くなる。
図2−3−25 屋内運動場の構造別保有率
注:1.「公立学校建物の実態調査報告」(昭46〜昭51による。
2.構造別保有率=(構造別保有面積)÷(保有総面積)×
100
屋内運動場の地域別木造保有率をみ
ると,図2−3−26のとおり,県北,
県中地域が比較的高く,県南,南会津
相双地域が低く,それぞれ50%以下で
ある。
図2−3−26 屋内運動場の地域別木造保有率
注:1.「公立学校建物の実態調査報告」(昭51)
による。
2.保有率=(木造保有面積)÷(保有総面
積)×100
屋内運動場の保有面積に対する危険面積の比率
をみると,表2−3−15のとおり,昭和47年度ま
では,危険面積がなく,昭和48年度以降には,危
険面積が生ずるものの,比率は,極めて低く,屋
内運動場の多くは,健全建物であることを示して
いる。
木造面積に対する危険面積,危険面積に対する
要改築面積の比率も,昭和47年度までは,0であ
る。昭和48年度以降における木造面積に対する危
険面積の比率は,かなり低く,昭和50年度を除き
10%に満たない。危険面積に対する要改築面積の
比率は,昭和50年度まで高くなるが,昭和51年度