第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-098/285page
度のその参加合計人数の公立中学校本務教員数に占める割合は,7.7%となっている。
また,学習指導法現代化講座の状況は,「第2節・小学校教育」においてみたとおりである。
教育センターにおいて実施する研修には,教科指導に関する研修と学校経営及び教育研究法に
関する研修等がある。
教科指導に関する研修の講座数と参加状況は,表2−3−23に示すとおりであるが,昭和50年
度における参加人数の公立中学校本務教員数に占める割合は,12.1%となっている。
また,学校経営及び教育研究法に関する研修の参加状況は,「第2節・小学校教育」においてみ
たとおりである。
保健体育課において実施している研修には,体育に関する研修,保健・安全教育に関する研修,
給食に関する研修がある。
体育実技指導者及び水泳実技・管理指導者講習会の参加状況は,表2−3−24に示すとおりで
あるが,昭和50年度における合計参加人数は,274人となっている。
表2−3−24 学校体育研修中学校教員参加人数(単位:人)
研修区分/年度 47 48 49 50 体育実技指導者講習会 173 166 116 143 水泳実技・管理指導者講習会 83 84 110 131 注:「保健体育課調査」(昭51)による。
表2−3−25 保健体育研修の中・高等
学校の教職員参加人数(単位:人)
研修区分/年度 48 49 50 柔道・剣道指導者講習会 235 246 243 学校体育クラブ講習会 108 158 124 注:「保健体育課調査」(昭51)による。
また,柔道・剣道指導者及び学校体育クラブ講習会の参加状況は,表2−3−25に示すように,
毎年371人前後となっている。学校スキー指導者講習会,保健・安全教育及び給食に関する研修
の参加状況は,「第2節・小学校教育」においてみたとおりである。
以上の教職員研修を支える「学校における教育課程,学習指導その他学校教育に関する専門的
事項の指導に関する事務に従事する指導主事等」の配置状況は,「第2節・小学校教育」において
みたとおりであるが,その配置の細部をみると,生徒指導担当専任指導主事,技術・家庭担当指
導主事は,義務教育課及び教育事務所に配置されていない状況にある。
従って,今後は,教職員研修の規模の現状維持に努めるとともに,研修の総合的体系化と効率化を図る必要があろう。また,適正な指導行政を推進するため,指導行政組織の整備充実に努める必要があろう。
2.施策の基本方向
(1) 教育目標
教育目標は,法令等で示された基本的,一般的な目標を踏まえ,学校の置かれている条件,生
徒の実態,地域社会の特色などに即して,更に現実的な目標として設定され,教育課程編成の基
盤となっていくものである。このため,次のような点について努めていく必要がある。
1) 教育目標が,特に生徒の実態を踏まえ,知・徳・体の調和のある発達をめざして設定されるように
努める。このため,教職員の教育目標についての意識を高めるとともに,目標達成の方法につ