第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-120/285page
これから,事務職員については法定数
を上回っているが,学校司書については
法定数に対し78.6%の充足率となってい
る。
これらのことから,養護教員について
公立高等学校全日制においては,養護教
員配置率は年々上昇傾向にあり,昭和51
年度は約91%と高い水準にある。
一方,定時制高等学校については25%と低く,4校に対し1人の配置となっている。
学校司書については,毎年3人から7人の範囲で増員さ札昭和51年度における司書配置校数は
44校となっている。
一方,学校司書を法定数に対する充足状況においてみると,昭和51年度約79%となってい
る。
従って,今後は,高等学校生徒の保健・安全指導のために,すべての高等学校に養護教員の配
置促進に努め,特に,定時制高等学校については,生徒の健康管理上からも養護教員の全校配置
を図る必要があろう。
また,学校司書については,学校図書館の教育の充実を図るため,学校司書の配置を推進する
必要があろう。
表2−4−9 県立高等学校事務職員・司書の充足状況(単位:人,%)
種別/定数 条例定数(A) 法定数(B) 充足率(A/B) 事務職員 304 298 102.0 学校司書 44 56 78.6 注:1.「高等学校教育課調査」(昭51)による。
2.法定数は,「高等学校教職員標準法」による。
(3) 教員構成
昭和51年度における県立・私立
を合わせた高等学校教員数は,男
子教員4,070人,女子教員794人
となっている。
男女教員の比率を設置者別にみ
ると県立高等学校については,男
子教員84.7%,女子教員15.3%,
私立高等学校については,男子教
員77.5%,女子教員22.5%であり
県立高等学校は私立高等学校に比
較して男子教員の占める割合が高
い。
また,設置者別にみた高等学校
教員の男女別比率の推移を昭和41
年度から昭和51年度までにおいて
みたのが図2−4−25である。
県立高等学校男子教員の比率は緩慢な下降傾向を示し,一方,女子教員は当然緩慢な上昇傾向
にある。
図2−4−25 高等学校教員の男女別比率の推移
注:1.「学校統計要覧」(昭41〜昭51)による。
2.比率=(性別教員数)÷(設置者別教員数)×100