第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-121/285page
また,私立高等学校男子教員に
ついては,緩慢な下降後上昇し,一
方,女子教員は,緩慢な上昇後下降
状況を示している。
なお,昭和50年度の全国平均公立
高等学校教員総数に占める女子教員
の比率は14.8%であり,本県の比
率は,これを上回っている。
次に,昭和51年度における県立高
等学校教員の男女別年齢構成をみる
と図2−4−26のとおりである。
全日制高等学校全教員に対する男
子教員及び女子教員の占める割合が
最も高いのは,男子教員が45歳から
49歳,女子教員が30歳から34歳であ
る。
また,定時制高等学校全教員に対する男子教
員及び女子教員の占める割合が最も多いのは,
男子教員が45歳から49歳,女子教員が35歳か
ら39歳となっている。
なお,全教員(課程別)に対する男子教員及
び女子教員の占める割合の傾向は,全日制に比べ
定時制が35歳から44歳の年齢の割合が低くなっ
ており,定時制高等学校は全日制高等学校に比
較し29歳以下の教員の割合が約2.7ポイント,50
歳以上の教員の割合が約9.0ポイントそれぞれ
上回っている。
図2−4−26 県立高等学校教員の男女別年齢構成比
注:1.「高等学校教育課調査」(昭51)による。
2.構成比=(男女別年齢別教員数)÷(課程別教員数)
×100
次に,私立高等学校教員について,性別・年
齢別構成でみたのが図2−4−27である。
私立高等学校全教員における年齢別割合をみ
ると,男子教員では,25歳から29歳の16.8%,女子教員も25歳から29歳の6.6%となっており,
男子教員及び女子教員とも若年教員の占める割合が高くなっている。
これから,性別でみた県立高等学校教員について,逐年,男子教員の比率と女子教員の比率の
差は,緩慢ながら縮小の傾向を示し,全教員に占める女子教員の割合が増加傾向にあるといえる。
また,県立高等学校教員を年齢別,課程別にみると,定時制高等学校の年齢別教員構成は,均衡
状況にあるとはいえない。
従って,今後は,高等学校の教育条件整備の一環として,高等学校全日制教員と高等学校定時
図2−4−27 私立高等学校教員の年齢構成比
注:1.「文書学事課調査」(昭51)による。
2.構成比=(性別年齢別教員数)÷(教員
数)×100