第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-149/285page
2.施策の基本方向
(1) 教員配置
盲,聾,養護学校教育水準向上のため,標準法定数の充足を図る。
(2) 事務職員,寮母
職務や役割を一層自覚するとともに,有能適格者の確保に努め,標準法定数の充足を図る。ま
た,養護学校における介助員の配置促進に努める。
(3) 教職員構成
盲,聾,養護学校教育水準維持のため,教員の性別,年齢,「盲,聾,養護学校教員免許状」等を
考慮した教員構成を図る。
また,盲,聾,養護学校教員免許状の非所有者に対し,資格付与講習会への参加を奨励する。
第3項 施設・設備
1.現状と課題
(1) 施設
本県における養護学校建物(校
舎,屋内運動場及び寄宿舎)の
構造別保有率を全国平均と比較
しながらみると,図2−5−14
のとおり,校舎は,全国平均と
同様に,鉄筋の比率が極めて高
く,耐火構造化が図られている。
屋内運動場の耐火構造率(鉄
筋と鉄骨の比率を加えたもの)
は,校舎及び寄宿舎と比較する
と,かなり低い。
また,全国平均と比較しても,
かなり低く,今後,増改築等の
事業を実施するのに当たっては,
耐火構造建築に改善する必要が
ある。
図2−5−14
注:1.「公立学校建物の実態調査報告」(昭51)による。
2.構造別保有率=(構造別保有面積)÷(保有面積)×100
寄宿舎は,鉄筋の比率が100%となり,完全な耐火構造である。
このように本県養護学校建物の耐火構造率は,屋内運動場を除き,極めて高く,建物構造上か
らの防火体制は,ほぼ十分な状況にある。
盲,聾学校建物(校舎,屋内運動場及び寄宿舎)の構造別保有率を全国平均と比較しながらみ
ると,図2−5−15のとおり,校舎は,鉄筋比率77.8%,鉄骨比率8.3%となり・耐火構造率は
全国平均より高く,耐火構造化が図られていることを示している。