第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-150/285page
屋内運動場は,本県,全国平
均ともに,鉄骨の比率が最も高
い。特に,本県の場合は,99.6
%と極めて高く,ほぼ完全な耐
火構造であり,構造上の防火体
制は,確立されている。
寄宿舎は,鉄筋比率82.7%,
鉄骨比率1.0%となり,耐火構
造率は,校舎及び屋内運動場よ
り低く,また全国平均よりも低
い。このため,今後,増改築等
の事業を実施するに当たって
は,耐火構造化を図る必要があ
る。
盲,聾,養護学校建物の必要
面積に対する不足面積の比率を
みると,図2−5−16のとおり
寄宿舎は,盲,聾,養護学校と
もに,不足面積が全くなく,そ
れぞれ必要面積を充足してい
る。
聾学校は,校舎,屋内運動場
の不足面積比率も極めて低く,
ほぼ必要面積を充足している。
盲学校には,屋内運動場がな
く,また校舎の不足面積比率も
37.1%と比較的高く,まだ未整
備の状況にある。
養護学校の校舎及び屋内運場
場の不足面積比率は,それぞれ
41.5%,53.6%と高く,十分な
整備状況にあるとはいえない。
図2−5−15 盲,聾学校建物の構造別保有率
2.構造別比率=(構造別保有面積)−(保有面積)×100
図2−5−16 盲,聾,養護学校建物の不足面積比率
注:1.「公立学校窪物の実態調査報告」(昭51)による。
2.比率=(不足面積)−(必要面積)×100
盲,聾,養護学校建物の危険
面積保有状況をみると,表2−
5−16のとおり,盲,聾,養護
学校の各施設ともに,危険面積
が全くなく,すべてが健全建物
表2−5−16 盲,聾,養護学校建物の危険面積保有状況(単位:m2)
区分/項目 保 有 面 積 危 険 面 積 校舎 屋内運動場 寄宿舎 校舎 屋内運動場 寄宿舎 盲学校 4,104 − 1,691 − − − 聾学校 10,718 2,910 2,186 − − − 養護学校 14,553 2,316 2,659 − − − 注:「公立学校建物の実態調査報告」(昭51)による。