第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-167/285page
上記のごとく各年度ごとに増減があるものの,漸次増加の傾向にあり,これらの学校,学級,講座
の重要性が認識されつつある。成人教育の重要性にかんがみ,一構の充実を図るため,多様化す
る学習者の欲求に対応し,地域の実情に即して成人学校・成人学級・成人講座の開設を進めると
ともに,学習内容,方法を工夫改善する必要がある。
従って,今後は,成人学校,成人学級を含めて,成人大学講座の国庫補助制度の拡充を国に対
して要望する。また,成人に対する学習の機会の地域較差是正を図るため,歳入教育の必要性に
ついて啓発活動に努め,未開設市町村の解消を図る必要がある。なお,学習内容,方法を工夫
改善するとともに,学習者の欲求等に対応した成人学校・成人学級・成人大学講座等の開設を促
進する必要があろう。
(2) 婦人学級・婦人講座
近年,平均寿命の伸び,養育
する子どもの減少等によって,婦
人の生活周期にも変化がみられ
るようになった。
このような婦人の生活の変化
に伴い,生活が多様化し,それ
に対処するための学習要求が高
まっている。これらの婦人を対
象として婦人学級・婦人講座が
開設されている。
婦人学級について,昭和51年
度は83市町村に673学級開設さ
れている。
婦人学級数の推移を昭和41年
度から昭和51年度までにおいて
みると,図3−1−6のとおり
であり,昭和51年度は昭和41年
度に比べ251学級増加している。
一方,昭和51年度の婦人学級
生数は28,342人である。
婦人学級隻数の推移を,昭和41
年度から昭和51年度までにおい
てみると,図3−1−7のとおり
である。
婦人講座について,昭和51年
度は53市町村に420講座開設さ
れている。
図3−1−6 婦人学級・婦人講座数の推移
注:「社会教育統計要覧」(昭41〜昭51)による。
図3−1−7 婦人学級・婦人講座学級生数の推移
注:「社会教育統計要覧」(昭41、昭51)による。