第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-197/285page
って高くなる。う歯,近視,その他の歯疾または口腔の疾病・異常に次いで被患率の高いのが,
小学校においては,へんとう肥大,結膜炎,中学校においては,へんとう肥大・トラコーマ,高
等学校においては,遠視・乱視,その他の鼻・いん頭疾患・異常である。
図4−2−2 学校種別による主な疾病・異常
注:1.「学校保健統計調査報告書」(昭51)による。
2.「その他の歯疾または口腔の疾病異常」とは,う歯以外の歯疾,例えば口内炎,歯ぎん炎,歯そうのう漏,
不正こう合等の疾患である。
本県と全国の児童生徒の
主な疾病・異常を比較する
と,図4−2−3のとおり
う歯及び近視の被患率は,
学校段階が進むのに伴い,
全国平均を下回っている。
へんとう肥大の本県の被患
率は,各学校種別ともに,
全国平均を上回っている。
その他の歯疾または口腔の
疾病・異常の被患率は,小
学校において,全国平均を
上回るが中・高等学校にお
いては,下回っている。結
膜炎の被患率も,小学校においては,全国平均を上回り,中・高等学校において,下回っている。
従って,今後は,児童生徒の疾病・異常を予防するため,学校,家庭及び学校医等の関係機関
との連携を深め,保健管理及び保健教育の充実を図る必要があろう。
図4−2−3 本県と全国の主な疾病・異常の比較
注:「学校保健統計調査報告書」(昭50〜昭51)による。