第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-210/285page
また,国の施設・設備整備基準にそった施設の拡充及び近代的設備の導入を図り,施設・設備
の整備充実に努める必要があろう。
2.施策の基本方向
施設・設備
給食施設の構造別比率は,共同調理場を除き,木造比率が最も高いが,最近の国庫補助による
給食施設の新設及び更新の状況を踏まえれば,木造比率は,今後,低くなるものと想定される。
また,共同調理場方式は,毎年増加しているものの,配送時間,献立等に,単独調理場方式で
は,みられない問題がある。
従って,木造の多い小・中・夜間定時制高等学校の給食施設の耐火構造化を早急に図るよう努
めるとともに,調理場を単独校方式にするか,共同調理場方式にするかは,それぞれの長所短所
を検討して,実情に応じ決定するようにする。
第4節 社会体育
第1項 スポーツ団体及び組織
1.現状と課題
(1) 県におけるスポーツ団体及び組織
県における体育,スポーツ,レクリエーション関係団
体は,アマチュアスポーツの統一組織として,財団法
人福島県体育協会(昭47.法人)があり,表4−4−2
のとおり,35の種目別競技団体が加盟している。この
ほかにも,スポーツ少年団本部,高等学校体育連盟,
中学校体育連盟及び90市町村の体育協会が加盟してい
る。 (財)福島県体育協会以外の体育・スポーツ関係
団体として,表4−4−1のとおり全県的な団体が結
成されている。これらの諸団体は,各種の県大会の開
催,競技力向上,指導者養成等に努め,本県スポーツ
振興に寄与している。 (財)福島県体育協会に加盟して
いる種目別競技団体の登録会員数は61,714人となり,こ
の団体が中心となって福島県総合体育大会を開催してい
る。第1回大会以来の参加人員は,表4−4−3のとお
り,逐年増加し,昭和43年度には,更に,普及的な種目
である家庭バレーボール,壮年ソフトボールが加えられたため,参加人員が一段と増加し,県民
スポーツの祭典として本県体育・スポーツの普及,振興に大きな役割を果たしてきている。県総
合体育大会は,前述のような役割を果たしてきた反面,参加人員の増加,大会内容の多様化等の
表4−4−1 本県における体育・スポーツ関係団体
団 体 名 (財)福島県体育協会 スポーツ少年団福島県本部 福島県市町村体育指導委員連絡協議会 福島県レクリエーション協会 福島県フォークダンス連絡協議会 福島県オリエンテーリング委員会 福島県サイクリング協会 福島県ユースホステル協会 スポーツ安全協会 福島県高等学校体育連盟 福島県中学校体育連盟 注:「保健体育課調査」(昭51)による。