第3次福島県長期総合教育計画(昭和60年度〜昭和70年度)-059/181page
第7項 施設・設備
(1) 施設
昭和51年度から昭和58年度までの中学校校舎の構造別保有率を見ると,木造が漸減し,鉄筋が漸増してきており,鉄骨はほぼ一定で推移している。また,木造保有率は昭和58年度において24%となっており,全国平均の10%を上回っている(図2-3-15)。
一方,校舎の保有面積に対する危険面積の比率は低下してきており,危険建物が計画的に解消されてきている(表2-3-15)。
図2-3-15 中学校校舎の構造別保有率
注:1.「公立学校建物の実態調査報告」(昭52〜昭59)による。
2.保有率=(構造別保有面積)÷(保有総面積)×100
表2-3-15 中学校校舎の保有面積に対する危険面積の比率 (単位:m2,%)
年度 項目 保有面積 危険面積 比率 51 761,234 81,807 l0.7 52 769,790 63,O02 8.2 53 792,129 45,147 5.7 54 796,354 44,172 5.5 55 803,359 37,138 4.6 56 806,269 27,906 3.5
注:「公立学校建物の実態調査報告」(昭52〜昭59)による。
次に,中学校屋内運動場の保有率を見ると,高くなってきており,昭和58年度において97.2%と,ほぼ未保有校の解消が図られている(図2-3-16)。
屋内運動場の構造別保有率を見ると,鉄骨が漸増し,木造が漸減しているが,鉄筋はほぼ一定で推移している。全国平均と比較すると,本県は,鉄筋の保有率が低く,鉄骨,木造の保有率が高くなっている(図2-3-17)。
屋内運動場の保有面積に対する危険面積の比率を見ると,逐年低くなり,危険建物が計画的に解消されてきている(表2-3-16)。
次に,昭和58年度において,学級数が31以上の過大規模校は3校あり,最大規模は36学級となっている(表2-3-17)。
図2-3-16 中学校屋内運動場の保有率の推移
注:1.「公立学校建物の実態調査報告」(昭52〜昭59)による。
2.保有率=(保有学校数)÷(学校総数)×100