第3次福島県長期総合教育計画(昭和60年度〜昭和70年度)-083/181page

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にこれを解消することは難しいが,県立・私立高等学校の関連並びに地域の実態を十分に考慮し各高等学校の充実を図るとともに,中学校の適切な進路指導と地域住民の理解と協力を得て地域間格差の是正に努める。

(2) 入学定員と生徒数

 今後の中学校卒業者数の増減と志願動向を踏まえ,課程別,学科別並びに地域別の入学定員の適正化に努めるとともに,中学校卒業者数の増加の著しい都市部の収容力の向上に努める。

定時制・通信制課程については,勤労青少年の学習及び成人の生涯学習の場として入学定員の適正化に努める。

さらに,県立・私立高等学校の入学定員については,公立・私立高等学校協議会で協議しながら従来からの県立・私立の定員比を尊重するよう配慮する。

(3) 学校・学科の適正配置

 学校の配置については,各地域ごとの中学校卒業者数の増加・減少傾向を踏まえ,その適正化に努める。

学科の配置については,科学技術の革新に伴う産業構造の変化や中学校卒業者の志願動向等を踏まえ,適正化を推進するとともに,特色ある学科の充実に努める。

(4) 学校規模

 学校規模については,それぞれの学校の志願状況,中学校卒業者数の動向等に配慮しながら適正化に努める。

(5) 高等学校入学者選抜方法

 生徒の能力・適性等の多様化に対応するため,学力検査の在り方,調査書の取扱いの見直し,推薦選抜の拡充,一般選抜における面接の実施など,入学者選抜方法の改善に努める。


2 教育内容・方法の改善充実

(1) 教育目標

 中学校教育の基礎の上に立って,地域や生徒の実態を十分踏まえた教育目標を設定するとともに,教職員の共通理解の下に教育目標の具現のための全体構想を明確にし,絶えず達成状況の的確な把握に努める。

(2) 教育課程

1)類型と選択科目

 ゆとりある充実した教育活動を展開するため,生徒の能力・適性,進路等に応じた多様な類型や選択科目の導入を図り,特色ある学校づくりを推進する。

2)特別活動

 特別活動の意義についての理解を深めるとともに,計画の作成と実施に当たっては,教育


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