第3次福島県長期総合教育計画(昭和60年度〜昭和70年度)-150/181page
おいては,小学校では屋外運動場,教室,屋内運動場,体育遊具施設での発生件数が特に多い。中学校,高等学校では屋外運動場,屋内運動場での発生件数が特に多い(表5-1-5)。時間別においては,小学校では休憩時間の発生件数が極めて多く,次いで体育時間の発生件数が多い。中学校では体育的部活動,休憩時間,体育時間の発生件数が特に多い。高等学校では体育的部活動が特に多く,次いで体育時間の発生件数となっている(表5-1-6)。
原因別においては,小・中・高等学校とも転倒が特に多く,次いで人や物にぶつかる等の発生件数が多くなっている(表5-1-7)。
表5-1-5 場所別災害事故発生件数 (単位:件)
場 所 区分 小学校 中学校 高等学校 校舎内 教室 1,032 595 103 屋内運動場 880 1,623 933 廊下 272 284 42 階段・昇降口 329 201 49 その他 80 129 170 小計 2,593 2,832 1,297 校舎外 屋外運動場 1,346 1,464 850 体育遊具施設 601 35 14 その他 199 212 67 小計 2,146 1,711 931 学校外 道路 383 251 156 運動競技場 33 266 198 その他 228 84 55 小計 644 601 409 合 計 5,383 5,144 2,637
注:「学校管理下の児童生徒の災害の実態」(昭58)による。
表5-1-6 時間別災害事故発生件 (単位:件)
時 間 区分 小学校 中学校 高等学校 体育 1,002 1,063 665 体育以外の教科 247 132 53 学校行事 345 337 181 行事以外の特別活動 451 233 61 体育的部活動 151 1,514 1,336 体育以外の課外活動 90 40 15 休憩時間 2,721 1,313 179 寄宿舎にあるとき 0 1 8 通学中 376 209 139 合 計 5,383 5,144 2,637
注:「学校管理下の児童生徒の災害の実態」(昭58)による。
表5-1-7 原因別災害事故発生件数 (単位:件)
原 因 区分 小学校 中学校 高等学校 合 計 転倒する 1,603 1,210 605 3,418 落ちる 509 102 62 673 人とぶつかる 352 562 268 1,182 物とぶつかる 620 455 146 1,221 物があたる 338 522 276 1,136 物がささる 78 37 15 130 バランスをくずす 136 259 246 641 つまずく/ふみはずす 344 301 55 700 けられる/ふまれる 82 152 86 320 投げられる 20 94 96 210 なぐられる 40 81 18 139 はさまれる 137 96 33 266 捕球するとき 269 369 196 834 投げるとき 2 52 13 67 着地不良 249 348 275 872 手つき不良 103 77 31 211 漆・害虫薬品等 59 18 15 92 高温にふれる 66 44 11 121 刃物等で切る 253 181 44 478 急激・相当量の運動 57 168 129 354 その他 66 16 17 99 合 計 5,383 5,144 2,637 13,164
注:「学校管理下の児童生徒の災害の実態」(昭58)による。
したがって,今後は,学校管理下の災害事故を防止するため,児童生徒の発達段階に応じた安全教育の充実及び安全管理の徹底に努める必要がある。
2) 児童生徒の交通事故
昭和58年度の交通事故の発生状況を見ると,死者数は,小学校では6人,中学校では2人,