第3次福島県長期総合教育計画(昭和60年度〜昭和70年度)-154/181page

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昭和58年度における小・中学校の米飯給食の回数は,週当たり平均2。2回となっている(表5-1-13)。給食内容も,郷土食を積極的に取り入れるなど充実してきている。

今後とも,米飯給食の一層の普及充実を図る必要がある。

表5-1-13 1週当たりの米飯給食実施状況(単位:校)

区 分 項目 学校数 実施枚数 1週当たりの実施回数 平均回数
1回 2回 3回 4回 5回
小学校 643 577 77 346 103 4 47 2.2
中学校 245 197 40 96 47 3 11 2.2
夜間定時制高等学校 12 10 6 3 1 2.5

注:「保健体育要覧」(昭58)による。

2) 栄養摂取状況

 児童生徒1人1回当たり摂取すべき平均所要栄養量は,「学校給食実施基準」(文部省告示,昭29)により示されている。

昭和58年度の栄養摂取状況を見ると,小学校及び夜間定時制高等学校では基準量を充足しているが,中学校ではカルシウムの摂取が不足している(表5-1-14)。

表5-1-14 栄養摂取状況

小学校

年度 区分 総量
kcal
たん白質
g
脂肪
g
カルシウム
mg
ビタミンA
IU
ビタミンB1
mg
ビタミンB2
mg
ビタミンC
mg
51 727 28.0 25.3 390 986 0.72 0.73 24
58 724 28.7 23.9 360 1,097 0.66 0.66 22
基準量 650 26.5 18.5 350 1,000 0.55 0.65 19

中学校

年度 区分 総量
kcal
たん白質
g
脂肪
g
カルシウム
mg
ビタミンA
IU
ビタミンB1
mg
ビタミンB2
mg
ビタミンC
mg
51 896 33.4 28.9 420 1,233 0.96 0.88 31
58 898 37.3 28.9 450 1,358 0.98 0.87 24
基準量 850 36.0 24.0 500 1,000 0.70 0.80 22

夜間定時制高等学校

年度 区分 総量
kcal
たん白質
g
脂肪
g
カルシウム
mg
ビタミンA
IU
ビタミンB1
mg
ビタミンB2
mg
ビタミンC
mg
51 905 33.4 31.0 432 991 0.98 0.87 25
58 977 42.0 34.5 537 1,936 0.83 0.80 44
基準量 900 32.0 25.0 500 1,300 0.70 0.80 25

注:「学校給食栄養報告書」(昭51,昭58)による。


したがって,今後は,基準量を確保するとともに,調和のとれた栄養摂取となるよう努める必要がある。

3) 学校と家庭との連携

 学校給食は,児童生徒の体格・体力の向上はもとより,食事について正しい理解と望ましい食習慣を養うことなどを目的に実施している。しかし,学校給食は年間190回程度であり,年間の食事回数から見ると17.4%にすぎないため,学校のみではその目的を達成することは難しい。



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