第4次福島県長期総合教育計画(平成5年度〜平成12年度)-051/136page

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4 健康教育と学校体育の充実


(1) 学校保健安全の充実

 ア 保健教育及び保健管理の充実

   保健教育は,生涯にわたり健康で安全な生活を送る

  ために必要な保健に関する知識の理解や望ましい生活

  習慣を育成することを目的として,教育活動の全体を

  通じて行われています。

   現在,保健教育を充実させるため,学級担任を中心

  とした保健教育・安全教育指導者研修会や養護教諭を

  対象とした研修会を開催し,指導者の資質の向上に努

  めるとともに,家庭や地域社会と一体となりながら児

  童生徒の健康つくりの実践研究を行う健康つくり推進

  校を指定し,その成果を広く普及するよう努めていま

  す。

 中学校における歯の検査

 中学校における歯の検査

  しかし,平成3年度における本県児童生徒の疾病・異常の被患率は,第1位がむし歯,第2位が裸

 眼視力1.0未満の視力異常,第3位がその他の歯疾患となっています(表4−1,表4−2)。

  また,個人の生活習慣が深く関係する肥満

 や高血圧などの将来成人病へ結びつく疾病異

 常や心の健康に問題をもつ児童生徒が年々増

 加の傾向にあることから,これらに適切に対

 処することが望まれています。さらに,性に

 関する指導の充実を図るとともに,エイズに

 ついては,感染者が全国的に増加傾向にある

 ことから,正しい知識の普及を図る必要があ

 ります。

  したがって,児童生徒の疾病・異常を予防

 するため,各種研修会を通して指導者の資質

 の向上に努めるとともに,家庭や地域社会と

 の連携を密にしながら,なお一層,健康診断

 の事後措置や健康相談の充実に努める必要が

 あります。

イ 安全教育及び安全管理の充実

  安全教育は,生活安全と交通安全の二つの

 側面から,教育活動の全体を通して行われて

 います。

  現在,安全教育の充実を図るため,保健教

表4−1 むし歯被患率(単位:%)

区分/年度 60 61 62 63 2 3
小学校 全 国 91.4 91.2 91.1 90.1 90.3 89.5 89.3
本 県 93.4 94.1 93.2 93.7 94.8 89.0 93.1
中学校 全 国 92.3 91.9 91.4 90.5 90.4 90.0 89.6
本 県 93.1 92.6 90.1 91.3 93.6 90.1 91.7
高 校 全 国 94.3 94.2 94.3 94.5 94.2 93.7 93.0
本 県 93.0 87.3 96.0 95.4 93.4 95.3 96.0


表4−2 裸眼視力1.0未満の割合(単位:%)

区分/年度 60 61 62 63 2 3
小学校 全 国 18.7 19.1 19.5 19.6 20.6 21.2 21.7
本 県 20.0 18.7 21.5 18.5 20.8 23.8 24.8
中学校 全 国 36.6 37.2 38.4 39.4 40.9 41.6 43.6
本 県 34.3 37.5 36.2 38.6 38.3 39.5 41.5
高 校 全 国 51.6 53.0 53.4 54.5 55.8 56.4 57.5
本 県 46.8 52.1 51.4 50.2 56.3 55.7 54.3

(資料) 「福島県統計調査課編 学校保健統計調査結果報告書」
    から作成


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