第4次福島県長期総合教育計画(平成5年度〜平成12年度)-052/136page
育・安全教育指導者研修会や交通安全指導者研修会を開催するなど,指導者の資質の向上に努めると
ともに,家庭や地域社会と一体となりながら効果的な安全指導の実践研究を行う学校安全研究校を指
定し,その成果を広く普及するよう努めています。
しかし,平成3年度における学校管理下の災害事故発生状況は,小学校では休憩時間中が過半数を
占め,中学校では部活動中,教科体育時の順に多く,高等学校においても中学校と同じ傾向を示して
います。
また,交通事故防止については,各学校が家庭や地域社会と連携を図りながら積極的に取り組んで
おり,特に高等学校においては,二輪車による事故を防止するため「4プラス1ない運動」(免許を取
らない 車をもたない 運転しない 乗せてもらわない プラス 親は子供の要求に負けない)を推
進していますが,依然として児童生徒の交通事故は跡を絶たない状況にあります(図4−1)。
したがって,児童生徒の災害事故を防止するためには,安全に関する各種研修会の充実を図り,児
童生徒の発達段階に応じた安全教育・安全管理の徹底に努める必要があります。特に交通安全指導に
ついては,家庭,地域社会及び関係機関・団体との連携を図りながらその充実に努めるとともに,高
等学校における「4プラス1ない運動」をなお一層推進する必要があります。
図4−1 児童生徒の交通事故の推移
(資料) 保健体育課調査(平成4年度)
(2) 学校給食の充実
ア 完全給食の拡大と指導の充実
学校給食は,心身の健全な発達や望ましい食習慣を身につけさせ,好ましい人間関係の育成を図る