第4次福島県長期総合教育計画(平成5年度〜平成12年度)-053/136page

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ことを目的に,教育活動の一環として実施し

ています。平成4年5月1日現在の完全給食

実施率(児童生徒数比)は,小学校で98.5%,

中学校で80.4%,夜間定時制高等学校で81.6

%となっています(表4−3)。

 一方,社会環境や生活環境の変化に伴い,

児童生徒の食生活や栄養管理上の問題が指摘

されています。児童生徒に健康の保持・増進

に関する知識や実践的態度を身につけさせる

ため,研修会を開催するなど,全教職員が学

校給食の意義や必要性について共通理解を深

めるよう努めています。

 したがって,今後とも,完全給食の普及・拡大を図るとともに,学校給食指導に関する研修会の改

善充実を行い,さらに,その生活の基盤である家庭や地域との連携を通した指導の充実を図る必要が

あります。

表4−3 完全給食実施状況

年度 区    分 学   校   数 児 童 生 徒 数
小学校 中学校 夜間定時制
高等学校
小学校 中学校 夜間定時制
高等学校
昭62 給食実施数 606 245 12 183,921 98,593 1,041
完全給食
実 施 数
575 200 10 179,831 76,354 837
比    率 94.9 81.6 83.3 97.8 77.4 80.4
平4 給食実施数 595 244 11 169,755 91,405 1,005
完全給食
実 施 数
574 203 9 167,174 73,470 820
比    率 96.5 83.2 81.8 98.5 80.4 81.6

(資料) 学校給食基本調査

イ 食事内容と食事環境の充実

  学校給食の食事内容については,栄養面の

 充実はもとより,米飯給食の増加や児童生徒

 が選べる献立の導入など年々充実してきてい

 ます。平成4年5月1日現在の週当たり米飯

 給食実施回数は,小学校2.8回,中学校2.7回

 となっています(表4−4)。

  また,食堂・食器具などの食事環境の整備

 は,楽しい雰囲気の中で正しいマナーや社交

 性を身につけるなど,好ましい人間関係を育

 成することにも役立つものであり,年々改善が図られていますが・食堂の設置率は完全・補食給食実

 施校のわずか9.3%にすぎません。

  したがって,今後は,米飯給食の実施回数を小・中学校とも週当たり3回にするよう指導するとと

 もに,食事環境の改善のための食堂や空き教室を活用したランチルームの設置及び食器具の整備促進

 に努める必要があります。

表4−4 1週当たりの米飯給食実施状況

年度 区 分 学校数 完全給食
実施校数
1週当たりの実施回数 平均回数
1回 2回 5回 3回 4回 5回
昭62 小学校 606 575 2 279 105 157 9 23 2.5
中学校 245 200 106 20 60 5 9 2.5
平4 小学校 595 574 152 40 344 11 27 2.8
中学校 244 203 85 11 90 5 12 2.7

(資料) 学校給食基本調査


(3) 学校体育の充実

 学校における体育に関する指導は,教科体育をはじめ,体育的クラブ活動,体育的行事,運動部活動な

ど学校の教育活動全体を通して進められています。

 学校体育の中核をなす教科体育が目指す方向は,生涯スポーツの基礎を培うとともに,児童生徒の体力

の向上を図ることにあることから,小・中・高等学校において,一貫した指導の推進が必要です。このた

め,小学校では,児童の個人差に応じた多様な指導,中・高等学校では,選択履修の幅の拡大や生徒の能

力・適性等に応じた指導の充実が図れるよう,新学習指導要領の趣旨徹底のための教育課程講習会や学校


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