第4次福島県長期総合教育計画(平成5年度〜平成12年度)-055/136page
昭和56年度から平成4年度までの12年間
の学級別学校数の推移をみると,どの年度
においても5〜11学級以下の小規模校が多
い状況にあります。しかし,学校教育法施
行規則第17条において標準とされている12
学級から18学級の学校数は年度毎に増加
し,平成4年度においては,122校で全校比
19.9%(昭和56年度88校,13.6%)となっ
ており,また,31学級以上の過大規模校も
6校(昭和56年度24校)と改善しています
(表5−1)。
したがって,今後は,学級数の変動をみ
ながら,大規模校については学校経営上の
諸問題に対処するためにも,その解消を促
進するなど,地域の実態を考慮して学校規
模の適正化に努める必要があります。
表5−1 学級数別学校数
年度/学級数 0〜4 5〜11 12〜18 19〜25 26〜30 31〜39 計 56 140 313 88 50 33 24 648 57 141 306 100 43 32 26 648 58 132 301 106 55 28 21 643 59 127 302 108 56 28 19 640 60 119 304 112 55 31 14 635 61 118 300 116 62 25 13 634 62 112 304 115 64 22 11 628 63 106 305 114 64 25 7 621 元 105 301 114 65 23 7 615 2 103 305 114 67 23 5 617 3 99 296 122 67 22 6 612 4 98 300 122 63 22 6 611 (注) 学校数は公立のみである。
(資料) 「学校統計要覧」(昭和56年度〜平成4年度)
【中学校】
ア 生徒数
中学校の生徒数は,昭和62年度の98,593
人をピークに減少傾向を示し,平成4年度
には91,405人と5年間に7,188人,年平均で
は1,438人の減となっています。地域別生徒
数については,県北といわきの減少が大き
くなっています(図5−2)。
したがって,今後は,県全体としての生
徒数の変動を踏まえ,それぞれの地域の実
態に応じた教育諸条件の整備に努める必要
があります。
イ 学校配置
昭和56年度から平成4年度までの中学校
数の推移をみると,廃校は本校の20校とな
っています。この本校廃止は,昭和62年度
の生徒数の減少による1校を除いては,す
べて統合によるものです。
設置校は,統合によるもの4校,生徒数の増加に伴う分離によるもの2校,新設によるもの9校の
合計15校となっています。
会津地域においては,山村へき地の生徒数減少に伴う廃止・統合等が多い反面,県北,県中,いわ
きの各地域においては郊外への住宅地の開発が進み,これに伴う分離・新設が多くなっています。
図5−2 地域別生徒数の推移
(注) 生徒数は、公立学校のみである。
(資料) 「学校統計要覧」(昭和56年度〜平成4年度)