第4次福島県長期総合教育計画(平成5年度〜平成12年度)-061/136page

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3)。

表7−3 保有教室の状況(平成3年度)

教 室 普  通  教  室 特 別 教 室
保有教室 不足学校 余裕学校 保有教室 不足学校
学 校 校数 教室数 校数 教室数 校数 教室数
小学校 6,926 61 109 297 825 2,891 241 392
中学校 3,037 60 92 115 369 2,256 133 326
9,963 121 201 412 1,194 5,147 374 718

(資料) 「平成3年度公立学校建物の実態調査報告」(財務課調査)

 しかしながら,余裕教室を保有する学校数

は多いにもかかわらず,十分有効活用がなさ

れているとはいえない状況にあります。また,

各教科の授業,実験実習,視聴覚教育,情報

教育,特別活動等を行うための目的にかなっ

た特別教室の保有状況は,小学校で241校392

教室,中学校で133校326教室が不足していま

す。

 一方,児童生徒を取り巻く生活環境が変化

していることから,幅広い生活体験の機会を

確保し,集団生活を通して主体性をかん養し,

他への思いやりの心をはぐくむ多目的スペー

ス*,クラブハウス*,木の教育施設*や屋外教育

環境等の特色のある施設を保有する学校が増

えています。多目的スペース保有校は平成3

年度で小・中学校合わせて,153校と全体の19

%を占めています(表7−4)。

表7−4 特色のある施設の保有状況(平成3年度)(単位:面積 m

学校/施設 多目的スペース クラブハウス 木の教育施設 屋外教室
施   設
校数 面 積 校数 面 積 校数 面 積 校 数
小 学 校 98 40,167 13 2,293 4 12
中 学 校 55 20,599 19 3,654 0 13
153 60,766 32 5,947 4 25

(資料) 「平成3年度公立学校建物の実態調査報告」(財務課調査)

 したがって,今後は,不足教室の解消に努

めるとともに,児童生徒の生活体験や社会体験の機会を多くし,人間関係を豊かなものとするため,

特色ある施設の整備や余裕教室の活用に努める必要があります。

イ 設 備

(コンピュータの整備)

 社会の情報化に主体的に対応できる基礎的な資質を養うという観点から,コンピュータ等の情報手

段を活用する能力と態度の育成を図ることとした教育課程審議会の答申を受けて,平成元年3月に告

 示された学習指導要領においては,小・中学校とも,情報化に対応した教育の充実が盛り込まれまし

 た。

 平成4年度,コンピュータを保有している

学校数は,小学校で306校(全校比55.2%),

中学校で220校(全校比90.5%)となっていま

すが(表7−5),1校当たりの保有台数が少

なく,また,教科特別教室や普通教室,職員

室等への設置が多いことから,授業ですべて

の児童生徒が利用できる状況にはありませ

表7−5 コンピュータ設置状況調

学校/設置 コンピュータ保有 設  置  場  所(校)
校数 台数 専用
教室
教科特
別教室
普通
教室
図書室 職員室 準備室
小 学 校 306 793 33 18 17 19 197 64
中 学 校 220 1,474 69 46 7 9 121 42

(資料) 義務教育課調査(平成4年3月)


* 多目的スペース:校舎内において学年集会やクラブ活動など,複数の学年または学級の児童生徒を対象に多様な活動や作品展

             示等ができる部屋やコーナー。

* クラブハウス:学校施設の開放を促進するために,屋内運動場または校舎にミーティング室や更衣室,ロッカー室等を備えて

          いる施設。

* 木の教育施設:児童生徒の教育活動を促進するための屋外ステージやアスレチックコース,集団研修施設等か木材を活用して

            整備されている施設。


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