第4次福島県長期総合教育計画(平成5年度〜平成12年度)-062/136page

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ん。

 したがって,今後は,学習指導要領の趣旨を踏まえ,情報化に対応した教育の推進を図るため,コ

ンピュータ専用教室の設置を促進するとともに,その教室の整備充実に努める必要があります。

(その他の設備)

 科学技術教育の重要性を考慮し,児童生徒

が身近な現象から主体的に物事を探究できる

基礎的な資質・能力の育成を目指して,理科

設備,算数・数学特別設備等の充実を図ると

ともに,その効果的な活用に努めています。

 平成2年度末における理科設備,算数・数

学特別設備,野外観察調査用具の現有率

をみ

ると,小・中学校とも低い整備率にとどまっ

ていますが,わずかながら前年度より充足し

つつあります。このことは,補助金交付学校

数が,どの設備においても平成元年度より多

くなっているためです(表7−6)。

 したがって,今後も,学習指導要領の趣旨を踏まえ,科学技術の進展に対応するため,各学校の実

態を考慮した設備の充実を図る必要があります。

表7−6 理科教育等設備調

区分/年度/設備 理科設備 算数・数学
特別設備
野外観察
調査用具
2 2 2
小学校 現有率(%) 54.4 55.0 35.9 36.5 28.4 28.7
補助金交
付学校数
37 58 17 32 18 40
中学校 現有率(%) 47.6 47.9 36.3 36.4 28.4 28.5
補助金交
付学校数
36 41 10 8 10 19

 (注) 現有率=現有金額/基準総額×100
(資料) 財務課調査


(2) 高等学校の施設・設備の整備充実

 ア 施 設

   本県では,これまで主として,急増する中

  学校卒業者をいかに受け入れるかという量的

  な視点に立って,各高等学校の施設の充実を

  図ってきました。しかし,中学校卒業者数は,

  平成2年度以降,漸次,減少する傾向を示し

  ており,今後,新たな教育施策の検討が求め

  られています。

  本県高等学校の昭和61年度から平成3年度

  までの施設整備の現状をみると,校舎の構造

  別保有率は,木造は漸減,鉄筋は漸増し,鉄

  骨はほぼ横ばいで推移していますが,鉄筋に

  ついては全国平均が89.8%であり,本県は

  81.5%となっています。

   また,屋内運動場の構造別保有率について

  も木造は漸減,鉄筋は漸増し,鉄骨は横ばい

  で推移していますが,鉄筋については全国平

  均の47.7%に比べ,本県は0.3%となってお

図7−1 産業教育施設充実率(平成3年度)

産業教育施設充実率

 (注) 充実率=充実面積/基準面積×100
(資料) 財務課調査


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