サクシード中学校英語から高等学校英語へ-008/31page

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各学年とも最も多い理由は「授業の内容がよくわからないから」であり、次に多い理由は「テストでいい成績がとれないから」となっている。
次に、英語が嫌いになったきっかけを、生徒の記述から多い順に挙げてみる。
・わからなくなってきた(文法、文型、語彙含む)
・めんどうくさい
・テストの成績が悪くなって
・授業のパターンが同じ
・先生の教え方
英語が嫌いになったきっかけとして、授業の内容がわからなくなったことを挙げている生徒が最も多い。「わからない」「めんどうくさい」といった否定的な記述が多い反面、「勉強しておけばよかった」「まじめにやっていればよかった」という反省も多く、英語の学習法を身に付けさせるなど、教師の適切な支援が望まれる。この調査結果は高校生にも当てはまると思われる。

3 本県中学生・高校生の学力の実態と分析
(1)平成9年度福島県高校入試結果から
平成9年度福島県高校入試結果を見てみると、聞き取り・会話文・語法等の問題に関しては約50%から80%の正答率であるのに対して、文章全体をとらえる問題に関しては約25%の正答率しかなく、本県中学生(高校入試時)は、文章全体をとらえる力が不足しているという弱点を持っていることがわかる。また、整序問題にも弱い。
<文章全体をとらえる問題…大問5>
5小問 問題の内容    (形式)     ※ ポイント
(2) All you need is the courage to try.(和訳)    ※関係詞の省略、courageの意味
(3) One(me,the,herself,…)Japanese.(整序)※語順、one of〜、introduceの型、in言語の型
(4) 次の()にあてはまる英語を。 (適語補充)        ※「省略」
(6) this purposeの内容を日本語で書きなさい。 (指示語)    ※内容把握
(7) 次の問いに英語で。 Why did Naomi…? (英問英答)   ※内容把握
(8) 本文の内容に合っているものを。 (内容把握・選択)    ※内容把握

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