サクシード中学校国語から高等学校国語へ-000-02/43page

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この冊子の活用について

 本冊子は、中・高の教員が中学校国語の学習指導内容と高等学校国語の学習指導内容や指導上の課題等を相互に理解することを通して、生徒一人一人が中学校から高等学校へとスムーズに学習を進めていくことができるようにすることを目的として作成されています。

 内容については、以下の二つの章から構成されています。

 第1章では、中学校国語と高等学校国語の目標及び学習内容のつながりを示すとともに、本県生徒の学習に対する意識及び学力の現状を県教育センターの調査などをもとに分析し、学習指導上の課題である「表現」領域・「理解」領域、〔言語事項〕に関する力を育成する必要性とその解決のために必要な中・高における学習指導のポイントを示してあります。

 第2章では、第1章を受けて、基本的な文章読解力の育成を目指した具体的な学習指導のポイントを、論理的文章、文学的文章、古典、文法の大きく四つに分けて示しています。主に中学校三年と高等学校一年生段階で採られている教材をもとに、中・高のつながりを考えたときの指導上の課題と中・高それぞれに必要な指導のポイントを次の形で示してあります。

○各項目とも見開き二ページで構成されており、主に上段には教科書をもとにした本文を、下段には指導のポイントがそれぞれ示されています。また、県内六地区で実施された「中・高連携学習指導研究委員会」の実践をもとにした授業展開の例も示してあります。

○指導のポイントについては、〔中・高共通〕〔中学校〕〔高等学校〕と分けてありますが、あくまで指導における重点の置きかたの目安です。学校や生徒の実態に応じてそれぞれの指導のポイントを活用してください。

○各項日に関係する言語事項、指導における参考事項を囲みの形でまとめてあります。

○確認問題は、基礎的な内容を中心に出題してあります。生徒に考えさせることに特に留意していただきたいと思います。

○巻末に中学校と高等学校の学習内容のつながりを表にしてまとめてあります。

 なお、この冊子を活用するに当たり、以下の点に配慮していただければ幸いです。

一 中学校と高等学校の学習指導内容及び指導方法について相互に理解し合うための参考資料として活用する。

二 生徒のつまずきやすい点を把握し、きめ細かな指導の実践に結びつけるための指導の工夫例として活用する。

三 相互信頼に基づき中・高の系統的な学習指導の研究を推し進めるための参考資料として活用する。

 


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