サクシード2中学校国語から高等学校国語へ-056/81page
スタート「まずは書いてみる」
与えられた題目の中から自分で一つ選ばせ、四百字程度の意見文を自由に書かせます。
手順 1「お互いに読んでみる」
相互に検討させることで、説得力のない意見文になっている原因がどこにあるのか考えさせます。「構成」の工
夫の必要性に気付かせることが重要です。
手順 2「組み立て方を知る」
説得力のある意見文にするために必要な題材の種類や、組み立て方を理解させることが次のステップにつながり
ます。
例 (題材)問題提示、意見、具体的事実、分析・説明、反論への自論、打開策等。
(組み立て方)頭括型、尾括型、双括型
構成表 (表1)
|
初め |
頭括型 |
具体的事実 1) |
意見 |
問題提示 |
緑 |
ピンク |
ピンク
※ここに項目別カードを貼付する。 |
初め |
尾括型 |
具体的事実 1) |
問題提示 |
緑 |
ピンク |
|
初め |
双括型 |
具体的事実 1) |
意見 |
問題提示 |
緑 |
ピンク |
ピンク |
授業の窓
中学校の教科書から
●文章の構成
文章を構成するときの枠組みに、三分法といわれるものがある。これは、文章を「初め・中・終わり」の三つに分ける構成法である。この型は、人間の考え方の流れに沿った自然なものとして、いろいろな文章に活用されてきた。
■謎解き型
〔初め〕
・疑問を提示する。
〔中〕
・その疑問について、調査・分析した結果を述べる。
〔終わり〕
・疑問についての答えを提示する。
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