サクシード2中学校国語から高等学校国語へ-062/81page
Q&A 高等学校国語の科目について
Q 高等学校の国語は、どのような科目に分かれているのですか。
A 高等学校の科目は、平成元年告示の学習指導要領では八つの科目から成り立っています。
「国語1」(標準単位数4)
「国語皿」(4)「国語表現」(2)
「現代文」(4)「現代語」(2)
「古典1」(3)「古典皿」(3)
「古典講読」(2)このうち、すべての生徒に履修させる必修科目は「国語1」のみで、他の七科目は選択科目です。
また、平成十一年告示の学習指導要領では、
「国語表現1」(2)
「国語表現2」(2)
「国語総合」(4)「現代文」(4)
「古典」(4)「古典講読」(2)になります。
また、「話すこと・聞くこと」、「書くこと」及び「読むこと」の領域と〔言語事項〕から内容が構成されており、実践的な指導の充実を図るようになります。
Q&A 「国語表現」とはどのような科目か
Q 高等学校における「国語表現」という科目では、どのような内容を学習するのですか。
A 「国語表現」は、「国語1」の履修で養われる国語表現の基礎的・基本的な能力を深化、発展させ、表現活動に実際的に対処できるようにすることをねらいとした科目です。
指導事項としては、説明、記録、報告、意見、主張、感想、感動、通信、伝達などの具体的な言語表現があげられます。
表現するということは、日常の生活の中で物事を観察し、問題を見極め、思考を深める内的な活動と密接な関連をもっていますので、書きながら考え、語ることを通して内容を掘り下げ、問題や対象を確かに認識する態度を育てていくことが大切になります。
創作への誘い 3) 俳句の楽しみ
普段見落としがちな季節の移り変わりを俳句にすることによって、感動が新たになる場合があります。
一日に一句ずつ作っていくと貴重な日記にもなりますし、普段の学校生活などで感じたこと・考えたことをスナップ写真を撮るように、言葉でスケッチをすることも楽しいことです。次にあげるのは、県内の生徒の作品です。
初夏になり心の扉青となる
空白の心のページに描く薔薇
黒板の文字写す目に夏盛ん
グランドに青春はあり汗の帽
コスモスや隣の席の女の子
氷より薄くなりゆくカレンダー
小春日の眠さに赤いピンさして
初鰹身長ニセンチ伸びており
※こぼれ萩つぶやきはみな風の中
※黒板をはみ出す折れ線グラフ夏
※腕時計壊れて冬の海匂う
※汽笛にて授業終了麦の秋
※指導にあたった教員の作品
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