中・高連携のために-000-01/136page

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まえがき
平成14年度から実施される完全学校週5日制の下、ゆとりの中で一人一人の子どもたちに〔生きる力〕を育成することをねらいとして改訂された新学習指導要領は、21世紀を担う生徒一人一人がこれからの社会において、心豊かに、主体的、創造的に生きていくことができる力を確実に身に付けるようにするためにも、基礎的・基本的事項の確実な定着を図り、自ら学ぶ意欲や思考力、判断力、表現力などの資質や能力の育成を重視する教育の一層の推進を求めています。
本県では、生徒一人一人が自らの在り方生き方を考え、目的意識を持って主体的に自己の進路を選択し、その希望を実現するための確かな学力を身に付けることができるよう、平成9年度から、3か年にわたり小・中学校においては「学力向上IDプラン事業」、高等学校においては「学力向上サクセスプラン事業」の推進に努めてまいりました。
本県生徒の学力の向上を考える上で、小学校と中学校、中学校と高等学校における学習指導の連携を図ることはきわめて重要であります。このことから、「学力向上サクセスプラン事業」の一環として、「中・高連携学習指導研究委員会」を設置し、国語、数学、英語の3教科について中・高の学習指導の連携に関する研究を進めるとともに、指導の連携を図る一助として「サクシード」「サクシード2」に引き続きこれまでの歩みをまとめた本冊子を作成いたしました。
小学校から中学校、中学校から高等学校へと校種は変わっても、児童生徒の学習活動は連続しています。各学校においては、生徒が中学校から高等学校へとスムーズに学習を進めることができるための参考資料として、本冊子を積極的に活用されるようお願いいたします。
終わりに、この冊子の作成にご協力くださいました委員の方々に心より感謝申し上げます。

平成12年3月

福島県教育庁参事兼義務教育課長 加藤征男
福島県教育庁高等学校教育課長 富田孝志

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